1946(昭和21)年2月21日

日本で警視庁が婦人警察官の募集を開始

 1946(昭和21)年2月21日、日本の警視庁で初の婦人警官募集が行われました。

 近代以降の警察組織における最初の女性警察官は1891年のシカゴ警察であると記録されています。日本においてはGHQ(連合国軍最高司令官総司令部・占領下の日本の戦後政策にあたった組織)の指示のもと、この年が初めての募集となりました。

 その時の応募総数は1,673人。採用は63人。採用から約2カ月後の4月27日に初着任を迎えています。

 当時の女性警察官には逮捕権もなく男性警察官の補助的な仕事のみで、主な業務は風紀の取り締まりとされていました。

 2019年現在、女性警察官の数も全国で1万7,700人に増えていますが、警察官全体の割合から見れば7%にとどまります。