本日のレンジ予測
毎ヨミ!FXトップニュース(2月13日)
12日ドル/円のNY市場の終値は110.48円
11日の終値に比べ0.73円のドル高/円安だったので、今朝の天気マークは、「晴れ」です。
各国・各通貨トピックス
トランプ大統領、中国製の通信機器の使用を禁じる大統領令に近く署名か。
対中制裁関税は3月以降も10%に据え置きの見通し。ゼロにはならない。
トランプ大統領「米政府機関の閉鎖はないだろう」
ホワイトハウスの職員のモラル下がったまま。主要閣僚も辞任を考え中。
楽天、売上高が1兆円超え。国内IT企業では初めて。
英国の経済悪化が明らかに。12月の経済成長は前月比▲0.4%。
エリザベス女王の夫、97歳のフィリップ殿下が運転免許を返納。
ロシア人の実質国民所得が5年連続で減少。プーチン政権に不満高まるおそれ。
旧正月の売り上げは過去10年で最低。
ミツバチは足し算と引き算ができることがわかる。豪大学の研究結果。
主要指標終値
本日の注目通貨
ドル/円:次の標的は111円
12日のドル/円は引き続き堅調で、東京時間に110.65円まで今年の高値を更新。休憩が入り110.34円まで下押しも、110円台はしっかりキープしています。
ドル高/円安の動きは、FRB(米連邦準備制度理事会)の利上げ中止を悲観してつくられたドル売りポジションの解消。という面もありますが、同時に米長期金利の強さを見てキャリートレード取引(※文末に説明)が復活し始めたこともあります。
パウエルFRB議長はこの日講演を行い、米経済は「力強い」と前向きな発言をしました。一部には年内利下げ論が出るなど、悲観に傾きすぎていたマーケットに修正が入りました。
米政府機関の再閉鎖回避の動きや、米中貿易協議に対する期待もドルをサポートしています。トランプ大統領は、3月1日の対中関税引き上げの期限を延長してもいいと態度を軟化。これまでの圧力一辺倒から貿易協議の決着へと向きを変えたことが株式市場に好感され、リスクオンそしてドル高へとつながっています。しかし、この調子で米朝首脳会談も譲歩ばかりだと日本は困ったことになります。
ドル/円の次のターゲットは111円、そして昨年12月31日の高値111.48円になります。このレベルでは戦線を後退させたドル売り派が再攻撃を仕掛けることも考えられるので注意が必要。反対に109.50円より下に下がってしまうと、ドル高ムードが一気にしらけるかもしれません。
豪ドル/円:底値固めるか
12日の豪ドル/円は、東京時間朝に77.89円まで下げましたが、NY時間までに78.48円まで反発しました。豪ドルは、世界景気減速や国内経済の悪化を理由に下落が続いていましが、対ドルでは0.7050ドル、そして対円では77.50円前後でいったん下げ止まり、ベースを形成しているように見えます。
RBA(オーストラリア準備銀行)の年内「利下げ」という悪材料まですでに織り込まれているため、さらに豪ドルが下げ続けるにはよっぽどの材料が必要と思われます。たとえば米中貿易協議の決裂などですが、こちらは決着方向に進んでいるわけで、豪の主要輸出品の鉄鋼石の価格も上昇。キャリートレードが本格的に再開するならば豪ドル/円が注目されそうです。
トレード前に必ずチェック!今日発表の重要指標!
13日:RBNZ政策金利、スウェーデン中銀政策金利、米英CPI、など
※キャリートレード取引
キャリー取引とは、低金利の通貨で調達した資金を高金利の通貨が期待できる通貨で運用し、その差で収益を得る運用手法のこと。機関投資家やヘッジファンドなどの有力な資金運用手法です。「キャリートレード」ともいいます。
中でも、円で資金を調達する方法を「円キャリートレード」といいます。円キャリートレードが増えると、円で調達した資金を米ドルなどの他の通貨に替えるための円売り・ドル買いが加速することから、円安の要因となるといわれています。
◎天気の判定基準とは?
天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。
・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。
・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。
・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。
※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。
※ちなみに2018年は、「晴れ」80日、「雨」82日、「くもり」98日 でした。
また、2018年は延べで43.33円上昇、延べで46.41円下落。差引3.08円の円高(2017年末に比べて)でした。
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