2013(平成25)年2月13日

金融庁が「NISAの日」を制定

 2013(平成25)年2月13日、金融庁及び各業界団体等によって、2月13日が「NISA(ニーサ=213)の日」と制定されました。2014年1月からスタートしたNISA(少額投資非課税制度)との語呂合わせです。

 NISAとは、日本国内で投資を行なう際、売却益と配当金へ20%かかる課税を、年間120万円を上限に非課税とする制度で、2014年にスタートしました。英国の少額投資を優遇する非課税制度「Individual Saving Account(略称:ISA)」を参考に作られたため、「NISA」は「日本版ISA」とも呼ばれました。NISAの「N」は「Nippon」を意味しています。

 運用期限の有無や対象者制限などに違いはありますが、英国では、1999年に導入後、約10年で5倍近く拡大。英国総人口の約4割がNISA口座を開設し、2017年末時点で残高は約81兆円に達するなど、個人の資産形成促進策として成功を収めました。

 金融庁の発表によると、日本では、家計金融資産約1,700兆円のうち52%の900兆円が預貯金で保有しており、預貯金優位の状況が続いています。しかし、2018年6月時点で、NISAの口座開設数は1,200万円を突破、買付け額合計は14兆円を超え、中でも若年層の稼働率が高まっています。金融後進国と呼ばれる日本の、投資意識が変わる時期が来ているのかも知れません。

 

2013年2月13日の日経平均株価終値は

11,251円41銭