1958(昭和33)年2月12日

バレンタインデーにチョコレートを贈るイベントが発祥

 1958(昭和33)年2月12日、メリーチョコレートがハート型のチョコレートを販売しました。2月14日のバレンタインデーにチョコレートを贈るイベントの発祥と言われています。

 この日にチョコレートに添えて花やカードを贈りあう風習がある、という話を知った社員の発案で、新宿・伊勢丹のメリーチョコレート販売エリアにて、「バレンタインセール」と手書きのポップを掲示して販売したのが始まりでした。しかし、バレンタインの認知度もほぼ皆無だった当時は、2月14日までの3日間で、売れたのは板チョコ3枚とメッセージカード1枚だけでした。

 翌年は、「女性から男性へ」というキャッチコピーを作り、「To」「From」と、贈り主と相手の名前を入れられるハート型チョコを発売し、注目を集めることに成功します。昭和30年代には製菓会社各社がこのブームに乗り、バレンタイン商戦を開始。昭和40年代から50年代には年間の1大イベントとして完全に定着しました。

 現在では「義理チョコ」「友チョコ」自分へのご褒美である「自分チョコ」など、商戦は複雑化。企業主導の「記念日マーケティング」は順調に増幅し、その経済効果はいまや、ホワイトデーとあわせて2,500億円以上とも言われています。

 

1958年2月12日の日経平均株価終値は

526円91銭