本日のレンジ予測
毎ヨミ!FXトップニュース(1月29日)
29日ドル/円のNY市場の終値は109.36円
28日の終値に比べ0.02円のドル高/円安だったので、今朝の天気マークは、「くもり」です。
各国・各通貨トピックス
トランプ大統領の一般教書演説は2月5日。下院議長が合意。
米司法省、産業スパイの罪でファーウェイを起訴。副会長の引き渡しも求める。
米政府機関閉鎖の影響で、米GDP、貿易収支の発表を延期。
アップルが生産拠点をインドに展開中。徐々に中国離れ進む。
「ヒアリ」撃退にワサビなどの辛み成分が有効。
主要指標終値
本日の注目通貨
ドル/円:レンジ相場続く
ドル/円は、火曜日も小幅な動きに終始しました。この日のレンジは109.13円から109.54円。ただ今夜はFOMC(米連邦公開市場委員会)とパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の会見(今年から全ての会合後に会見)があるので、動きが期待できそうです。(チャート1)
FOMCは今回、政策金利を据え置く予想。今後について、FOMCがどのような表現を用いて「利上げ休止」のメッセージをマーケットに伝えるのかということが注目ポイントです。
また米中の高次閣僚レベル通商交渉が本日(30日)から始まります。終了後にトランプ大統領と中国副首相が直接会う予定と伝わるなど、交渉の順調さを期待させるような演出がある一方で、ファーウェイの問題を巡って米中間の緊張が高まっています。
ポンド/円:ブレグジット最新事情。ポンド安見通し強まるか
この日は、英議会で、EU(欧州連合)離脱協定の修正案の採決が行われました。その結果2つの修正案が可決されましが、マーケットが期待していた離脱延期案については否決されました。
ポンド/円は、今週初めからノーディール・ブレグジット回避という楽観論に包まれて140円台半ばから144.84円まで4円近くもポンド高に動いていましたが、離脱延期が却下されて142.73円まで急落。ポンド/ドルも1.32ドルから1.3054ドルまで大きく下げました。(チャート2,3)
3月末までに離脱協定案がまとまらなければ、ノーディール・ブレグジット(合意なき離脱)になる可能性がまたもや浮上したわけです。ただメイ首相はこの「ノーディールのリスク」を武器に反対派に妥協を迫っていたわけで、メイ政権側にとってはよかったことになります。
結局、アイルランドのバックストップ問題についてEUと再交渉するという修正案が可決されました。メイ首相にとっては時間稼ぎができましたが、EU側は交渉に否定的。もうひとつ、「ノーディール・ブレグジットには議会の承認が必要」という修正案が可決されたのですが、そもそも離脱条件は英国が単独で決定できる問題ではなく(英議会が反対したところで、EUが条件に合意しなければノーディール・ブレグジットになる)、したがって法的拘束力はありません。
メイ首相はこれからEU側と交渉を始めて、2月中旬に再々採決をするとみられていますが、展望は全くといっていいほど開けていません。
マーケットは不透明さを嫌い、基本ブレグジット反対(EU離脱で英国は没落)なので、ポンドの売り圧力が今後高まると思われます。
トレード前に必ずチェック!今日発表の重要指標!
30日:FOMC、パウエルFRB議長発言 など
◎天気の判定基準とは?
天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。
・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。
・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。
・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。
※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。
※ちなみに2018年は、「晴れ」80日、「雨」82日、「くもり」98日 でした。
また、2018年は延べで43.33円上昇、延べで46.41円下落。差引3.08円の円高(2017年末に比べて)でした。
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