世の中を先取りする株式市場で活況なのは?

 本年5月1日に新天皇が即位されます。5月1日は「即位の日」として祝日となり、祝日法の規定でその前後も休日となるため、4月27日~5月6日が10連休となります。これに先立ち新元号は、4月1日に閣議決定され同日中に公表されます。ここから数カ月、「祝賀ムード」がグッと高まってくる公算です。

 2020年開催の東京オリンピック・パラリンピックも控えており、これまで経験したことがない「期待感」が出てくるものと考えられます。

 通常、時代の変わり目には、結婚をするカップルが増えるとされています。それに向けて婚活も盛んになるものとみられます。

 世の中の動きを先取りする株式市場ではすでに動きが見られます。「結婚・婚活関連株」が活況を呈しているのです。これまで、それほど注目されていた一群ではないものの、明らかに良い動きになっているのは「御代替わり」を目前に控え、結婚・婚活市場の拡大を見込んでいる可能性もありそうです。

 今回は10万円で投資可能な「結婚・婚活関連株」を取り上げていきます。

時代の変わり目に注目。結婚・婚活関連10万円株

 株価データは2019年1月21日終値ベース。

IBJ(6071・東証1部)

 婚活サイト「ブライダルネット」や婚活パーティー、直営結婚相談所、さらには全国の結婚相談所を組織化し、お見合い管理システムを提供する連盟事業も手掛ける婚活サービス大手企業です。昨年2月末の高値1,237円は現行水準とは大きな差があります。 

・IBJの日足チャート

赤:出来高移動平均(5日)
青:出来高移動平均(25日)
緑:出来高移動平均(75日)

ツヴァイ(2417・東証2部)

 結婚相手紹介サービス業界大手の一角、イオン系。コンピューターを利用した双方向ベストマッチングシステムに特徴があります。「イオンウエディング」ブランドでの結婚式場紹介事業育成中です。

・ツヴァイの日足チャート

赤:出来高移動平均(5日)
青:出来高移動平均(25日)
緑:出来高移動平均(75日)

くふうカンパニー(4399・マザーズ) 

 住宅・不動産情報サイトを運営する「オウチーノ」と、結婚式場選びの情報サイトを運営する「みんなのウェディング」が経営統合し、2018年10月に上場した持株会社です。足元では特に「みんなのウェディング」が堅調に推移しています。懸念されていた経営上のゴタゴタはすでに過去のことになっています。

・くふうカンパニーの日足チャート

赤:出来高移動平均(5日)
青:出来高移動平均(25日)
緑:出来高移動平均(75日)

パートナーエージェト(6181・マザーズ)

 結婚相談所、婚活パーティー、さらには事業者間会員相互紹介システム「コネクトシップ」も提供しています。主力の結婚相談所は新規入会数が回復基調、婚活パーティーは会場を改装した効果もあり参加者が増加しています。このほか新規開始の保育士向け婚活支援も業容拡大に寄与しています。

・パートナーエージェントの日足チャート

赤:出来高移動平均(5日)
青:出来高移動平均(25日)
緑:出来高移動平均(75日)

ワタベウェディング(4696・東証1部)

 ウェディング業界大手で海外挙式サービスの草分け企業です。海外は主力のハワイのほかミクロネシア、オセアニア、バリ島などに展開。国内も全国に挙式施設を展開しています。「雅叙園東京」「メルパルク」(旧郵貯会館)など11施設を傘下に持ちます。直近ストップ高まで買われた日がありました。

・ワタベウェディングの日足チャート

赤:出来高移動平均(5日)
青:出来高移動平均(25日)
緑:出来高移動平均(75日)

 

 投資家としての関心は、「どの銘柄がさらに高くなるのか?」でしょう。同じような背景(材料)を持つ銘柄では、その側面からの選別は難しいことになります。その中ではやはり日頃から流動性をキープしている銘柄が筆頭となりそうです。高い流動性の中、投資家が回転売買をすることによって株価が急伸するケースはよく見られることです。半面、現状は流動性に乏しい銘柄であっても、株価上昇の後に出来高が増え、投資家が参入しやすくなり、一段高になるケースもあります。ポイントは流動性(出来高)になりそうです。

 通常、テーマ株であっても全体相場の影響を受ける部分はあります。ただ、この「結婚・婚活関連株」については、究極の国内テーマ株であり、全体相場が海外要因で冷え込んだときにも、その悪影響は限定的かもしれません。