本日のレンジ予測

[本日のドル/円]

上値メドは109.39

下値メドは107.34

今朝の天気マークは「雨」

天気の判定基準くわしくはコチラ

 

毎ヨミ!FXトップニュース(1月9日)

9日のドル/円の終値は108.13円

 前営業日に比べ0.05円のドル安/円高だったので、今朝の天気マークは、「雨」です。

各国・各通貨トピックス

ドル

トランプ米大統領「株価を上げるために、中国との協議を進めたい」一部メディア報道

関税引き上げ前に中国製品の輸入が急増

格付け会社フィッチ「債務上限問題で米国の格付けを見直すことも」

FOMC議事録「次の利上げ(の機会が到来する)まで忍耐強く待つ」

ローゼングレン・ボストン連銀総裁「やや緩和的な今の状況に満足している」

ボスティック・アトランタ連銀総裁は「次の動きは、両方の可能性がある」

エバンス・シカゴ連銀総裁「インフレ圧力は見られない」

NY株式市場

NYダウ平均株価は続伸。米中通商協議の期待と弱気なFOMC議事録で

原油価格

8日連続で続伸。資源通貨のカナダドルも買われる

ユーロ

米国とドイツ、ロシアの天然ガスパイプライン巡り緊張高まる

中国人民元

米中協議に中国副首相も出席。中国政府の前向き姿勢アピール

カナダドル

カナダ銀行は政策金利を1.75%に据え置き

カナダ銀行総裁「政策金利を中立レンジまで引き上げる必要がある」

 

主要指標終値

 

本日の注目通貨

ドル/円:FRB利上げ中止へ、場合によっては利下げも?

 9日水曜日、東京時間のドル/円は米中貿易協議の進展期待で109円まで上げるなどドル買いが優勢。しかし、米連銀総裁の発言をきっかけに、一転ドル売りの勢いが強まることになりました。(チャート1)

 ローゼングレン・ボストン連銀総裁「やや緩和的な今の状況に満足している。利上げする必要性はない」、ボスティック・アトランタ連銀総裁「次の動きは、利上げ、利下げの両方の可能性がある」などと、相次いで今後の利上げに慎重な意見を述べたことが理由。特にローゼングレン連銀総裁はこれまで利上げを支持するタカ派だったために、立場の変更が注目されました。

 パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長に続き、連銀総裁の発言は、マーケットに対して次の利上げ時期が未定であることを知らせるフォワードガイダンスと考えることができます。

 10日早朝4時(日本時間)にFOMC(米連邦公開市場委員会)議事録が公表。12月の会合でFOMCは利上げを実施しましたが、議事録の内容は「数人のメンバーが金利据え置きを支持した」と示すなど総体的に弱気。これを受けてドル/円はさらに下落、一時107.98円まで下げて安値をつけました。

 ただ、今週のパウエルFRB議長の発言からFOMC議事録の内容はある程度予想されていたので、それ以上の下げにはつながらず、その後は再び108円に復帰してこの日を終了。

 

ユーロ/ドル:堅調、1.15ドル台へ。今夜のECB議事録に注意

 米連銀総裁の利上げ慎重発言で勢いをつけたドル売りの流れに乗ってユーロ/ドルは大きく上昇。FOMC議事録公表時にそれまでの抵抗ラインだった1.15ドルを上に抜け、1.1558ドルまで上値を伸ばしました。次のターゲットは、2018年10月16日の1.1620ドル。(チャート2)

 今夜は12月ECB(欧州中央銀行)理事会の議事録が公表されます。ECBはこの時の会合で政策金利を0.00%に据え置き。ドラギ総裁がその後記者会見を開きましたが、以前のような楽観ムードはなくなり、かなり弱気になっていました。

 ドラギ総裁は「経済の下向きリスクが強まっている」との見解を示しました。ECBはユーロ圏の成長見通しとインフレ見通しを引き下げましたが、深刻なのは、ECBがこの状況が一時的なものではないと考えていることです。ECBの懸命な緩和政策が思ったほどの効果を上げられず、ユーロ圏経済再び減速していることをドラギ総裁が認めたことになります。

 1.15ドル台までの動きはユーロ買いというよりドル売りの結果。今夜はユーロの実力が試されます。思ったより欧州経済は弱いということになれば、ユーロ売りに転換することもありえます。

 

トレード前に必ずチェック!今日発表の重要指標!

10日:ECB議事録、パウエル議長発言など

経済指標過去データはこちらをチェック!

 


◎天気の判定基準とは?

天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。

・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。

・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。

・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。


※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。

※ちなみに2018年は、「晴れ」80日、「雨」82日、「くもり」98日 でした。
​また、2018年は延べで43.33円上昇、延べで46.41円下落。差引3.08円の円高(2017年末に比べて)でした。