2009(平成21)年12月30日

大納会を半日取引から終日に変更

  2009(平成21)年12月30日、1年の最終取引日である大納会の取引時間を午前中だけの半日から他の取引日と同じ午後3時までに延長されました。日本株取引の活性化と、例外日を作らないことによるシステムの負荷軽減が目的です。

 もともと大納会当日は前場だけの取引でした。大納会当日は午前中で取引が終わると、大半の証券会社の従業員は顧客へのあいさつや職場の掃除を済ませ、夕方には帰宅の途についたものです。

 2009年は米リーマン・ショック翌年で、日経平均は1万円前後の低空飛行状態。一方、欧米主要市場でクリスマス明けから通常の取引が続いているのに、日本で年末年始に売買の機会がなくなることに対して疑問の声がありました。

 そこで東証は大納会に加え、年初の大発会の取引終了時刻を午後3時に改めました。取引時間が延長された後も、威勢の良い「手締め」で大納会を終える東証の習慣は、今も受け継がれています。

 

2009年12月30日の日経平均株価終値は

10,546円44銭