1997(平成9)年1月2日

ナホトカ号重油流出事故

  1997(平成9)年1月2日、島根県沖合の日本海で、ロシア船籍のタンカー「ナホトカ」の船体が破断。大量の重油が冬の日本海に流出しました。

 船体の大部分は水深2,500メートルの深海に沈没。船首部分は対馬海流に乗って東へ漂流し、福井県に漂着しました。

 ナホトカ号からは、満載していた暖房用重油の3分の1に相当する6,240キロリットルが流出しました。重油は1月7日、福井県に漂着し、その後は島根県から石川県にかけての広い範囲に特有の粘りと臭いのある重油が流れ着きました。

 日本海の沿岸は入り組んだ岩礁が多いうえ、冬の悪天候も重なり、回収は難航しましたが、漁業関係者や消防、自衛隊に加えてボランティア30万人が力を合わせて、根気良く重油をすくい上げました。

 この流出事故を教訓に、船舶による海洋汚染防止を目指すマルポール条約が改正され、タンカーは船体構造の二重化が徹底されました。福井県沿岸は今では元通りの美しい海に戻り、現在では重油被害の跡を確認することは困難です。

 

1997年1月2日の日経平均株価終値は

19,361円35銭

※1月2日は休場のため前年大納会の株価

※大晦日から正月3が日は過去に取引日なし。