1989(平成元)年12月18日
TOPIXが史上最高値
1989(平成元)年12月18日、東証1部全銘柄の値動きを示す「TOPIX(東証株価指数)が史上最高値を更新しました。翌週29日の大納会では日経平均株価も最高値を付け、バブル景気は頂点に達しました。
当時の日本経済は、世界的にも稀なほどの好況でした。投資マネーは株式や不動産、ゴルフ会員権、美術品などに向かい、あらゆるモノの値段が上がりました。中でも株式市場の盛り上がりはバブル経済を象徴する現象として今に語り継がれています。
株価急騰の原因には諸説ありますが、政府と日銀の関与が大きかったのは間違いないでしょう。先進各国が円高誘導で一致した、1985年のプラザ合意がその後の円高不況をもたらし、1987年には米国で株価が暴落する「ブラックマンデー」を経験。このため、政府と日銀は大規模な公共事業や低金利政策などで景気を刺激。景気の過熱が明らかになっても景気刺激策を緩めなかったことがバブルを招いた、というのが通説です。
株式は翌1990年1月、一転して下げ相場に突入しますが、地価や賃金はまだまだ伸び続けました。株価の下落からバブル崩壊を認識できた人は少数だったようです。
1989年12月18日の日経平均株価終値は
38,586円18銭
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