本日のレンジ予測
毎ヨミ!FXトップニュース(12月11日)
11日のドル/円の終値は1ドル=113.39円
前営業日に比べ0.08円のドル高/円安だったので、今朝の天気マークは、「くもり」です。
各国・各通貨トピックス
米自動車業界、日本に対して強硬姿勢。市場開放や「為替条項」の導入を要求。
麻生財務相「為替について、ムニューシン財務長官と話す」。
中国で元カナダ外交官が拘束される。ファーウェイCFO逮捕の報復か。
フランスのデモによる売り上げ損失は、先週末だけで10億ユーロ以上に。
ジャパンディスプレイ、iPhone XR用液晶パネルを12月から減産。
中国が米国製自動車の関税引き下げを検討。
インド中央銀行総裁が突如辞任。政府の介入に抗議か。
主要指標終値
本日の注目通貨
ポンド/ドル:約2年ぶり安値、反発の兆し見えず
「英国のエクスポージャーが多い企業は負け組」と欧州株式市場でいわれるほど、ブレグジットのドタバタを嫌って投資マネーが英国から逃げ出し始めています。
メイ英首相は10日、11日に予定していたEU(欧州連合)離脱協定の議会採決を、反対多数が多く否決されることが明らかなため、先送りすることを決めました。
水曜日のポンド/ドルは、節目の1ポンド=1.2500ドルを下に抜け、2017年4月以来1年8カ月ぶりの安値を更。ポンド/円も1ポンド=141.50円まで下落しました(チャート2、3)。
離脱協定で最大の争点となっているのが、北アイルランド(英国側)とアイルランド(EU加盟国)との国境をどうやって管理すべきか、ということ。これが、いわゆるバックストップ問題といわれるものです。
バックストップとは、国境管理に解決策が見つからなかった場合に備えたセーフティネットのようなもの。EU側は、北アイルランドとアイルランドの間に物理的な国境をつくらず、北アイルランドを関税同盟に残す案を提案しています。
しかし、そうなると同じ英国の北アイルランドとその他の地域が通商規制によって分断されてしまうことになり、さらに英国はEUの承認なしでは関税協定から離脱できなくなります。強硬ブレグジット派議員は、「ブレグジットの大義である英国のEUからの独立が永遠に失われてしまう」として、期限を限定すべきと反対しているわけです。
メイ首相は再交渉のためEU各国の首脳を訪問しています。EU側は再交渉には応じない態度ですが、なんらかの譲歩案は用意しているようです。英議会は12月20日から休み。メイ首相は、クリスマスを利用して英議員の説得するのでしょうが、結論は来年1月に持ち越されました。
英国とEUは最終的には合意する、という慎重ながらも楽観論はまだ残っています。しかし、たとえ合意したとしても、その先どうなるかは全く不透明で、ポンドは一時的に反発があっても、トレンドとしてのポンド安は継続すると思われます。
ドル/円:小動き
ドル/円はレンジの中をサイドウォーク。安値は1ドル=113円、上値は113.46円(チャート1)。
トレード前に必ずチェック!今日発表の重要指標!
12日:南アCPI、スウェーデンCPI、米CPIなど
◎天気の判定基準とは?
天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。
・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。
・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。
・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。
※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。
※ちなみに2017年は、「晴れ」89日、「雨」90日、「くもり」80日でした。
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