前日(8月14日)の市況
ドル/円:先週末に、一時108円台まで円高が進んだドル/円は、週明けのマーケットで大きく反発
地政学リスクに対する警戒は依然としてあるものの、差し迫った危機は回避されたという安心感が買戻しにつながりました。また、ダドリー・NY連銀総裁は経済活動が、年内にもう1回の利上げを支持したことも、米長期金利が上昇したことも下支え材料になりました。
ドル/円は、109.06円を底値に109.79円まで値を伸ばしましたが、110円台にたどり着く前に勢いが途切れ、その後は109円台半ばの取引が続きました。終値は109.653円(前日比+0.508円)。
クロス円:ドル/円の買戻しに連れて、クロス円も上昇したが、欧州時間には、ドル高の動きでユーロやポンドが弱含んだこともあり、減速
豪ドル:豪ドル/ドルは、地政学リスクの緩和を理由に買いからスタートしたが、その後下落
この日発表された中国の7月小売売上高や鉱工業生産が予想を下回ったことが、同国と貿易関係の強い豪州にとって弱材料になりました。豪ドル/ドルは0.7918ドルを高値に0.7844ドルまで下押し。あらためて、0.79ドルの重さを確認しました。
サポートとレジスタンス
サポート、レジスタンスとは、テクニカル分析で用いられる用語です。サポートラインは、前回下げたときの安値で、そのレベルで反発したことから「下値支持線」、レジスタンスラインは、前回上昇したときの高値で、そのレベルで反転したので「上値抵抗線」とも呼ばれます。必ずしもこの水準で反発、反転するわけではありません。これらの水準でレートが押し戻されるのか、それとも超えていくのかを見極めることがポイントになります。
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