2168 パソナグループ 東証1部

 10月5日発表の2019年5月期本決算予想は、2018年5月期比で営業利益+26.9%の83億円、経常利益+26.7%の84億円の5期連続の増収・増益の見通し。

 現在は、2016年2月12日の542円を安値とする上昇トレンド(A)と2018年1月15日の2,622円を高値とする下降トレンド(C)との三角保ち合い(E)の中にあります。

 上昇トレンド(A)の中で2017年1月23日の745円を安値に角度の大きい上昇トレンド(B)へ移行。この中で2015年1月15日に2,622円でピークをつけ、2月13日の2,150円まで押し目を入れてボックス圏のもみ合い(D)となり、4月3日の2,393円を高値に下放れとなりました。7月12日の1,608円まで下げて7月18日の1,995円まで反発。その後、再下落となって11月21日の1,228円まで下げ、上昇トレンド(A)にサポートされて反発。12月3日に1,418円で買い転換となっています。

 

1850 南海辰村建設 東証2部

 10月30日発表の2019年3月期本決算予想は、2018年3月期比で営業利益+2.3%の23.40億円、経常利益+2.7%の22.60億円の増収・増益の見通し。

 2013年7月30日の400円(併合前40円)を安値に、緩やかに下値を切り上げています。上値は2013年10月30日の940円(併合前94円)、2015年4月27日の890円(併合前89円)、2018年1月16日の970円(併合前97円)と三山を形成。10月29日の499円まで下げ、11月8日に553円で買い転換となり、11月25日(日)に大阪万博決定で11月26日(月)に買いが集まって653円まで上昇し、押し目を形成しています。

 

1871 ピーエス三菱 東証1部

 11月8日発表の2019年3月期本決算予想は、2018年3月期比で営業利益▲24.6%の41億円、経常利益▲26.3%の39.40億円と減収・減益の見通し(当期の見通しは営業利益で▲30.1%の38億円、経常利益▲30.8%の37億円。やや上昇修正されている)。

 同社は、土木建築工事を手掛け、PC(プレストレストコンクリート)架橋工事に強みを持っているため、政府の「国土強靭化推進」の中で堅調な転換が続いています。9月中間決算は上方修正され、来期以降は公共事業の恩恵がある可能性が高いです。

 2012年11月13日の305円を安値に、アベノミクス相場にサポートされて、2013年1月8日の635円まで上昇するものの、ここがいったんのピークとなって6月27日の326円まで下落。上値を切り下げる直角三角形の保ち合い(A)へ移行しました。この中で2016年9月21日の347円を安値に急騰。

 今年1月12日に1,017円をつけてピークとなり、下げトレンド(B)へ転換しました。一方的な下げの中で8月21日の486円で底打ちし、反転となって10月17日に614円で買い転換となり、11月12日の738円まで上昇。その後、12月4日に673円で短期の売り転換となって押し目に入りました。

 

2337 いちご 東証1部

 10月11日発表の2019年2月期本決算予想は、2018年2月期比で営業利益+19.9%の250億円、経常利益+14.7%の220億円の増収・増益の見通し。業種:不動産(アセットマネジメント、クリーンエネルギー)。

 2014年10月17日の212円の安値からの上昇トレンド(A)の中にあります。この中で2015年9月7日の228円を安値に大幅上昇。その後、2016年4月20日に530円の高値をつけ下降トレンド(B)へ転換しました。この下降トレンド(B)の中で2017年4月6日の302円まで下げて小さな三角保ち合い(C)となり、ここを上放れて下降トレンド(B)も突破。

 今年の7月18日の551円まで上昇し、ここでいったんピークとなり大幅下落となりました。その後、10月16日の343円まで下げて上昇トレンド(A)サポートされ反発。12月3日に409円で買い転換となったものの日米の株価急落にツレ安しています。

 

 

4061 デンカ 東証1部

 11月7日発表の2019年3月期本決算予想は、2018年3月期比で営業利益+7.0%の360億円、経常利益+7.9%の340億円の2期連続の増収・増益の見通し。業種:化学(エラストマー、機能樹脂、インフラ・ソーシャル、電子・先端)。

 2012年11月9日の1,215円(併合前243円)を安値として上昇トレンド(A)を形成。この中で2015年5月27日の2,915円(併合前583円)、8月18日の2,920円(併合前584円)、11月9日の2,905円(併合前581円)と三尊天井をつくって反落。2016年2月12日の1,835円(併合前367円)で底打ちとなりました。

 ここから6月24日の1,955円(併合前391円)、10月12日の2,050円(併合前410円)と順上げの三点底をつけて上昇トレンド(B)に転換。今年1月9日の4,700円でピークをつけました。

 5月18日には4,440円まで戻しましたが、下降トレンド(C)となっています。この中で11月20日の3,330円まで下げて反発。12月3日に3,725円まで反発して買い転換したあと再び押し目となっています。