本日のレンジ予測

[本日のドル/円]

上値メドは114.31

下値メドは113.12

今朝の天気マークは「くもり」

天気の判定基準くわしくはコチラ

毎ヨミ!FXトップニュース(11月28日)

28日のドル/円の終値は113.67円

 前営業日に比べ0.11円のドル安/円高だったので、今朝の天気マークは、「くもり」です。

各国・各通貨トピックス

NY株式市場

ダウ平均株価、大幅続伸。終値は前日比617.70ドル高。パウエル議長のハト派発言と米中首脳会談の期待で。ナスダックも3日続伸。

原油先物市場

下落、50ドル割れに迫る。原油在庫の予想以上の増加が圧迫。

ドル、パウエルFRB議長

「政策金利は、中立水準をわずかに下回るレベルにある」
「利上げの効果がわかるには1年以上かかる可能性もある」
「FRBの政策はプリセットされたものではなく、経済データ次第」
「米経済は年率約3%のペースで拡大している」
「金利は歴史的に見てまだ低い水準にある」
「段階的な利上げが適切」
「今後の利上げについてはデータ次第」

G20

トランプ大統領「プーチン大統領とは話しをないかも」ウクライナ情勢を理由。
米トルコは関係修復へ。トランプ大統領とエルドアン大統領がG20で会談予定。

主要指標終値

 

本日の注目通貨

ドル/円:114円の重さを確認

 水曜日のNY市場でドルが急落。パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の発言がドル売りのきっかけとなりました。ドル/円は一時、今月14日以来の114円台に乗せて年初来高値に接近していましたが、一気に113.44円まで後退。(チャート1)

 パウエル議長はこの日のスピーチの中で、FRBの現在の政策金利は、中立水準を「わずかに下回る」レベルにあるとの見解を示しました。中立水準とは景気が加速も減速もしないような金利のレベル。ほんの2カ月前には「まだ中立的な金利水準には遠い」とパウエル議長が述べていたことと比較すると、現在のFRBは利上げに対して消極的、少なくとも積極的ではないと受け取られ、これがドル売りとなりました。

 とはいえ、スピーチ全体では、米経済に対する自信が表れていましたし、利上げについても従来通り「段階的な利上げが適切」と述べ、それほど悲観的になる要素は見当たりませんでした。ですので、この日のドル売りは、FRBのスタンスの変化というより、高値圏まで伸びきっていたドルの週末の大イベント前の調整の要素が大きかったと考えらます。ドル/円ついては改めて114円台 の重さを確認しましたが、G20で行われる米中会談の結果次第では、年初来高値更新のチャンスはまだありそうです。

 

ユーロ/ドル:反発

 パウエルFRB議長発言によるドル下落で、ユーロ/ドルは反発。1.1267ドルを安値に1.1387ドルまで跳ね上がりました。(チャート2)

 

豪ドル:急上昇

 ドル売りの動きに加え、NY株価上昇と米長期金利低下がリスク通貨である豪ドルの追い風となって、豪ドル/ドルは0.7327まで上昇、今月の高値に迫りました。(チャート3)

 

トレード前に必ずチェック!今日発表の重要指標!

29日:FOMC議事録、ドラギECB総裁発言など

経済指標過去データはこちらをチェック!

◎天気の判定基準とは?

天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。

・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。

・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。

・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。


※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。

※ちなみに2017年は、「晴れ」89日、「雨」90日、「くもり」80日でした。