本日のレンジ予測
毎ヨミ!FXトップニュース(11月21日)
20日のドル/円の終値は113.05円
前営業日に比べ0.31円のドル高/円安だったので、今朝の天気マークは、「晴れ」です。
各国・各通貨トピックス
FRB(米連邦準備理事会)は早ければ来年春にも利上げサイクルを休止する可能性
ロシアに対する追加制裁は来年4月くらいまで延期の可能性
トランプ大統領ツイート「もっと安くなれ」
EIA(米エネルギー省)石油在庫統計、原油は485.1万バレルの積み増し
サルビーニ伊副首相が「予算案修正に前向き」、その後公式に否定
ドイツ銀行が米株式事業で赤字
メイ首相は不信任投票を免れる
ユンケル欧州委員長とメイ首相はブレグジット期限について合意できず
メイ首相は、24日にユンケル欧州委員長とブリュッセルで再会談の予定
主要指標終値
本日の注目通貨
ドル/円:113円に戻す。しかし上値追いには慎重
火曜日(20日)には112.31円まで売られて11月の安値を更新したドル/円ですが、この日は買いが優勢。日本の株式市場が大崩れしなかった安堵感も後押しとなって、112.74円からスタートで欧州時間に今週初めての113円台に乗せましたが、ピボットの上値メドにあたる113.15円で止まりました(チャート1)。
今回は112円台半ばから冷静に買い下がったトレーダーに分がありました。ただ114円台からの売りの強さを意識して、この水準から上をさらに追いかけることには慎重な様子。
113円台まで戻したことも、米感謝祭の前に売りすぎた分の買戻しが主体で、ドルを取り巻く環境に変化があったわけではありません。今日は米国市場が休場、金曜日は東京市場が休みなので、週末までドル/円はレンジ内での取引が続くことが予想されます。そのかわり来週には、パウエルFRB議長の発言やG20という、米金融政策や貿易問題にとって重要なイベントが控えています。ドルの方向を考える宿題は来週以降に持ち越しとなりそうです。
ユーロ/ドル:イタリア財政問題で上下
水曜日のユーロ/ドルは、イタリア財政問題で上下。イタリアは相変わらず予算の修正には否定的で、EU(欧州連合)はイタリアに対して制裁を課すことを検討中と報じられました。ユーロ/ドルは1.14ドル台前半から下げましたが、1.1365ドルで踏みとどまり意外にしっかり(チャート2)。
イタリア、EUともメンツがあるのでいったんは物別れになるというのは、マーケットは織り込み済み。むしろ感情的ないがみ合いに発展せず、継続的な冷静な話し合いの期待を残したことが評価されました。
イタリア財政問題が解決するならば、ユーロにとっての大きな問題がひとつ消え、年末にかけてのユーロ上昇のきっかけになるでしょう。ただ、トランプ大統領が貿易戦争の次の標的としてEUに狙いを定めているようなので、ユーロの前途はまだ厳しそうです。
トレード前に必ずチェック!今日、明日発表の重要指標!
22日:南ア政策金利、ECB議事録、ドイツGDP、欧州PMIなど
11.22(木)
11.23(金)
◎天気の判定基準とは?
天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。
・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。
・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。
・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。
※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。
※ちなみに2017年は、「晴れ」89日、「雨」90日、「くもり」80日でした。
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