4216 旭有機材 東証1部

 10月31日発表の2019年3月期本決算予想は、2018年3月期比で営業利益+16.0%の39億円、経常利益+20.5%の41億円の増収・増益の見通し。5月15日時点の営業利益+4.1%の35億円、経常利益+2.9%の35億円から7月31日に営業利益、経常利益を上方修正しています。

 2012年10月12日の875円(併合前175円)を安値に、11月中旬からのアベノミクス相場にサポートされて2015年12月8日の1,535円(併合前307円)まで上昇。ここでいったん調整入りとなって、2016年2月12日の920円(併合前184円)まで下げました。

 その後、もみあったあと6月24日の925円(併合前185円)を二点底にして、上昇トレンド(A)へ転換。この中で今年の2月1日の2,340円でいったんピークをつけ、短期の下降トレンド(B)を形成しました。

 その後、4月9日の1,568円まで下げて上昇トレンド(C)へ移行。10月2日の2,935円でピークをつけた後、日経平均の大幅下落につれ安し、11月1日には1,951円まで下落しました。ここで5月30日1,958円水準がフシのような形となって反発し、11月8日の2,104円で買い転換となっています。

 

1301 極洋 東証1部

 11月5日発表の2019年3月期本決算予想は、2018年3月期比で営業利益+18.1%の48億円、経常利益+3.7%の46億円と3期連続の増収・増益の見通し。

 2012年9月6日の1,750円(併合前175円)を安値に、11月中旬からのアベノミクス相場にサポートされて上昇トレンド(A)を形成。この中で2013年6月4日の3,410円(併合前341円)を高値に、6月7日の2,130円(併合前213円)まで急落後、三角保ち合い(B)を形成しました。この中で煮詰まったあと上放れとなり、今年の1月10日には4,460円の高値をつけました。ここでいったんピークとなって下降トレンド(C)に転換。10月30日に2,981円まで下げ、ここでもみあった後、11月12日に3,160円で買い転換となっています。

 

2502 アサヒグループホールディングス 東証1部

 11月2日発表の2018年12月期本決算予想は、2017年12月期比で営業利益+11.4%の2,040億円、経常利益+3.1%の2,030億円の連続の増収・増益の見通し。8月2日時点の予想と変わらず。

 長期上昇後の2015年8月10日の4,395円をピークにして、下降トレンド(A)へ転換。この中で2016年6月24日の3,127円で底打ちとなり、もみあったあと12月14日の3,355円を2番底にして上昇トレンド(B)へ移行しました。

 この上昇トレンド(B)の中で2018年1月9日の6,076円をピークにもみあったあと、5月11日の6,069円で二番天井となって、下降トレンド(C)へ転換しました。この下降トレンド(C)の中、右側を直角とする下値を切り下げる直角三角形の保ち合いに。

 8月16日の4,846円、9月7日の4,709円、10月11日の4,670円と三段の順下げのあと反発、上放れした後、11月6日に5,177円まで上昇し、押し目を形成しています。

 

4114 日本触媒 東証1部

 11月6日発表の2019年3月期本決算予想は、2018年3月期比で営業利益▲2.7%の260億円、経常利益+0.6%の325億円とほぼ変わらずの状況となっていますが、割安水準と考えています。

 2015年4月6日の5,090円を安値、6月7日の6,920円を高値とする三角保ち合いを形成。この煮詰まったところで9月20日の6,130円を安値に上放れとなり、10月31日に7,310円まで上昇しました。ここでいったん押し目を形成し、11月9日の6,400円まで下げたあと、ここから下値を切り上げる上昇トレンド(B)へ移行しました。

 この上昇トレンド(B)の中で、大きな上下動を繰り返し、今年の10月2日には8,960円と高値更新。しかし、そのあと大幅下落となって上昇トレンド(B)を下に切り、11月6日の6,550円まで下落。その後、反発に転じて11月12日に7,080円の買い転換となりましたが、再び押し目となっています。

 

2376 サイネックス 東証1部

 11月9日発表の2019年3月期本決算予想は、2018年11月16日3月期比で営業利益+20.9%の6.20億円、経常利益+27.7%の6.40億円の増収・増益の身見通し。

 2015年4月8日の2,619円をピークに下降トレンド(A)へ転換。この中で2016年2月12日の699円、6月27日の680円と二点底をつけて、ゆるやかな上昇トレンド(B)へ移行しました。

 この上昇トレンド(B)の中で、2017年3月8日の1,298円の戻り高値をつけて、下降トレンド(C)へ転換。今年10月30日の726円で目先の底打ちとなって、下降トレンド(C)を上に抜け、11月12日に812円で買い転換となっています。