本日のレンジ予測
毎ヨミ!FXトップニュース(11月15日)
15日のドル/円の終値は113.62円
前営業日に比べ0.03円のドル安/円高だったので、今朝の天気マークは、「くもり」です。
各国・各通貨トピックス
英国に格下げリスク。
EUは11月25日ブレグジットのための会合を招集。
英EU離脱相が辞任「良心の呵責に耐えられず辞任を決意」
メイ政権崩壊で、来年総選挙の可能性。
10月小売売上高 前月比▲0.5%、大幅に予想下回る。
イタリア連立政権の「同盟」がユーロ離脱を表明。次回選挙で過半数獲得なら・・・。
Banxico(メキシコ中銀)、政策金利を8.00%に引き上げ。
8月トルコ失業率 11.1%、予想より良い。
10月雇用データ、予想より良い。豪ドルが上昇。
主要指標終値
本日の注目通貨
ドル/円:一時113.10円まで円高
今週は脇役に徹しているドル/円ですが、木曜日の海外マーケットでは一時113円割れ寸前となる113.10円まで下落。その後は113.70円まで反発しましたが114円台に戻すことはできず、これまで5営業日連続だった高値114円台の記録も止まりました。(チャート1)
株式市場がまだ不安定な状態で、今週発表された米国のコアCPI(消費者物価指数)が予想を下回ったこと、フィラデルフィア連銀製造業景気指数でもインフレ加速の傾向が見えず、FRB(米連邦公開市場委員会)の利上げ期待がやや弱まりました。上が重いとマーケットが感じ始めたなら、6営業日ずっと守っている113円を下に試しにいく可能性があります。
ポンド:メイ政権は崩壊状態
木曜日の欧州市場でポンドは大幅下落。ブレグジット交渉の英国側代表であるラーブEU(欧州連合)離脱相が、「良心の呵責に耐えられず辞任を決意しました」と敵前逃亡を図ったため。
前日水曜日にはブレグジット合意案が閣議了承されたことを好感して1.30ドル後半まで戻していたポンド/ドルは、1.30ドルを割ると1.29ドル、1.28ドルをあっさりスルーして1.2724ドルまで下落。ポンド/円も、148円近くから144.25円まで4円近い急落を記録しました。
その後も閣僚が次々と逃げ出し、ラーブ氏の後任として離脱相に指名される予定だったゴーブ環境相にも辞任の噂、メイ首相に対しては不信任案提出の可能性が高まっています。とはいえ、メイ氏に代わって首相になろうなどと、そんな火中の栗を拾うような勇気ある議員が果たしているのか、という疑問があります。不信任案が成立して困るのはブレグジット賛成派も同様です。
EUは、11月25日にブレグジットのための会合を招集していますが、メイ首相更迭ならばキャンセルになり、ノーディール・ブレグジット(合意なき離脱)の確率はぐんと高まることになります。
ポンドは急落してもさらに下落余地がありそうですが、パニック相場には見えません。マーケットはノーディール・ブレグジット対する恐怖というより、むしろ政治のドタバタ劇にあきれてポンドを売っているように思えます。
トレード前に必ずチェック!今日発表の重要指標!
16日:ドラギ総裁発言、欧州CPIなど
◎天気の判定基準とは?
天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。
・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。
・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。
・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。
※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。
※ちなみに2017年は、「晴れ」89日、「雨」90日、「くもり」80日でした。
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