本日のレンジ予測
毎ヨミ!FXトップニュース(11月6日)
6日のドル/円の終値は113.45円
前営業日に比べ0.25円のドル高/円安だったので、今朝の天気マークは、「晴れ」です。
各国・各通貨トピックス
RBA(豪準備銀行)、政策金利を1.50%に据え置き。
RBA声明「GDP見通しを若干上方修正する」「低金利政策が豪経済を支えている」
バルニエEU(欧州連合)首席交渉官「アイルランド国境問題決裂なら、英国との合意はない」
英・民主統一党幹部「合意のない離脱」の可能性を示唆。
NZドル急上昇。今朝発表の7-9月期失業率3.9%、予想より良い。
7日続落。米国の適用除外措置でイラン産原油の供給懸念が後退。
主要指標終値
本日の注目通貨
ドル/円:どうなる? 米中間選挙
米中間選挙の開票がいよいよ始まりました。東京時間午後には大勢が判明すると思われますが、基本シナリオは、民主党が下院を奪い返し、共和党が上院で過半数を保つというものです。とはいえ、共和党が下院で勝つことも、また民主党が上院で勝つことも可能性としては十分残されていますので、全く予断を許さない状況です。
マーケットのおおまかなコンセンサスは、「共和党大勝利はリスクオン(ドル買い)、民主党大勝利はリスクオフ(ドル売り)」。
なぜ、民主党が勝つとリスクオフになるのか? 下院を民主党が制すると下院議長や各委員会の委員長が民主党に行くので、ホワイトハウスとの関係は「ねじれ議会」になります。勢いを得た民主党は、大統領弾劾までを視野に入れたトランプ攻撃を始め、対応に多くの時間を取られるトランプ政権は肝心の経済政策を進める時間が失われてしまう、だから民主党勝利は米経済にとってはリスクオフだとマーケットは考えているからです。日本もモリカケ問題で国会討議が長い期間止まり、大切な議論ができないと批判が出ましたが、それと似たような状況に陥ることが考えられます。
では、共和党勝利がリスクオンなのかというと、そう簡単でもありません。トランプ政権の貿易戦争が激化すれば、それはそれで米経済や世界経済にとっては大きなリスクオフになります。
開票直前の予想を確認しておきます。上院は定数100で(共和党51、民主党49)、今回は35議席が争われます。そのうち26議席が民主党、残り9議席を共和党が獲ると予想されています。民主党が下院を制するためには、26議席を全て確保して、さらに共和党から議席を奪うことが必要なので、上院では共和党有利との見方になっています。
一方、下院は435議席全てが改選となります。共和党は現在、半数を23上回る議席を持っています。つまり、民主党が過半数を得るには、たった24議席を共和党から奪い返せばいいわけで、下院では民主党有利だろうとの予想になっています。
まとめると、「下院=民主党、上院=共和党」の可能性は約6割、「下院、上院ともに共和党」が約3割、
そして、「下院、上院ともに民主党」が約1割というところです。
しかし、選挙サプライズは、普段選挙に行かない人の投票行動によって引き起こされるというのが世界の潮流。テイラー・スウィフト効果で、大きなサプライズが起きることもあるかもしれません。
火曜日のドル/円は113.10円から113.50円までの狭いレンジのなか、やや円安方向に動きました。(チャート1)
トレード前に必ずチェック!今日発表の重要指標!
7日:ドイツ鉱工業生産、欧州小売売上高など
◎天気の判定基準とは?
天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。
・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。
・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。
・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。
※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。
※ちなみに2017年は、「晴れ」89日、「雨」90日、「くもり」80日でした。
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