本日のレンジ予測

[本日のドル/円]

上値メドは113.38

下値メドは112.81

今朝の天気マークは「くもり」

天気の判定基準くわしくはコチラ

毎ヨミ!FXトップニュース(10月31日)

31日のドル/円の終値は112.96円

 前営業日に比べ0.06円のドル安/円高だったので、今朝の天気マークは、「くもり」です。

各国・各通貨トピックス

日本円

日銀、金融政策の現状維持を決定。
黒田日銀総裁「日本経済と物価はともに下振れリスクが大きい」

日銀、展望レポートで2018年度の経済成長と物価見通しを下方修正。

人民元

10月製造業PMI (購買担当者指数)50.2、予想下回る。輸出受注は2015年以来の低水準。貿易戦争の影響くっきり。
中国政府、レアメタルの供給を制限か。日米企業に影響の可能性。

ユーロ

10月欧州CPI (消費者物価指数)前年比2.2%、予想通り。

豪ドル

7-9月CPI 前年比+1.9%、予想通り。

原油価格

原油価格は続落。
OPEC(石油輸出国機構)が米中間選挙後に原油減産に踏み切る可能性。

GBP

ノーディール・ブレグジット(合意なき離脱)ならば英国の格下げリスク高まる。
ポール・マッカートニー日本公演、東京ドームで開幕。

主要指標終値

 

本日の注目通貨

ドル/円:NY市場で失速

 リスクオフからリスクオンに切り替わったマーケットで、113円台前半からスタートしたドル/円は、10月の米雇用統計が良いとの期待もあって、NY市場で113.38円まで高値を更新。ただ、ダウ平均が460ドルも上昇したにもかかわらず上値を伸ばせず、逆に102.81円まで失速してこの日の安値をつけました。(チャート1)

 これで、ドル/円で上下のコツンと当たるところが113.38円と111.38円(26日安値)だということを確かめたことになります。その50%に位置する112.38円が、短期的な強気・弱気の分かれ目ということにります。

 

トルコリラ/円:急落

 トルコは、米国との関係修復が進み、また中央銀行の信頼も回復中。トルコリラ/円は、今週火曜日には約3カ月ぶりの高値となる20.67円まで上昇するなど最近調子がよかったのですが、水曜日は一時19.87円まで急落することに。(チャート2)

 アルバイラク・トルコ財務相が、突如として減税プランを発表したことが大きな理由。財政赤字が問題となっているトルコ経済で、なぜ緊縮政策ではなく財政刺激策なのか、やはりエルドアン大統領が金融政策を牛耳る限り構造改革は無理なのだという失望感でトルコリラが売られました。

 もっとも、トルコリラだけではなく、メキシコペソも新空港建設中止がつまずきとなって下落が加速しています。トルコリラやメキシコペソが、以前のような投資通貨、キャリトレ(キャリートレード)通貨としての信用を回復するには、まだしばらく時間がかかりそうです。

 

トレード前に必ずチェック!今日発表の重要指標!

1日:BOE政策金利、米ISMなど

経済指標過去データはこちらをチェック!

天気の判定基準とは?

天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。

・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。

・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。

・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。


※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。

※ちなみに2017年は、「晴れ」89日、「雨」90日、「くもり」80日でした。