本日のレンジ予測
毎ヨミ!FXトップニュース(10月30日)
30日のドル/円の終値は113.03円
前営業日に比べ0.67円のドル高/円安だったので、今朝の天気マークは、「晴れ」です。
各国・各通貨トピックス
トランプ大統領「中国とはすばらしい取引ができるだろう」
「出生地主義」の市民権廃止を検討。移民政策を厳格化。
米国のベトナムへの大豆輸出が今年93%急増。貿易戦争で中国の代替先として。
欧州の第3四半期GDP(国内総生産)が予想に届かず。貿易戦争も影響か。
原油先物価格が1%超下落。2カ月ぶり安値つける。
主要指標終値
本日の注目通貨
ドル/円:リスクオンで113円に戻す
月曜日に米国が中国に追加関税を検討とのニュースが出てNY株価が急落。FANG株は2営業日で22.5兆円を失うなどマーケットはリスクオフのムードが蔓延していました。
中間選挙を目前に控えたトランプ大統領が「マジやばい」と慌てたかどうか分かりませんが、「中国とすばらしい取引ができる」とトーンをやわらげると、マーケットは素直に反応。
ドル/円は112.31円からぐいぐい上値を伸ばし、NY時間午後には今月10日以来となる113円台を回復しました。東京時間の朝6時の時点で113.13円まで上昇しています。
もっとも、トランプ大統領の発言をマーケットが真に受けているわけではなく、売りに傾きすぎたポジションにストップがついたことが理由と考えられます。
それにしても、ドル/円は今月の高値(114.55円)と安値(111.38円)の50%水準(112.96円)を超えるところまで戻ってきました。次の課題はこの水準で値固めできるかどうか。本日は月末のフロー取引があり、また金曜日には米雇用統計が控えていて、まだ安心はできません。この上のメドは、ウィークリー・ピボットの第2レジスタンス113.56円、そして114.00円。下はこの日の安値112.31円がメド。
ユーロ/ドル、ポンド/ドル:リスクオフで今年の安値に接近
火曜日に発表された7~9月期ユーロ圏GDP(速報値)は予想より弱い内容でした。ECB(欧州中央銀行)がまさに量的緩和を終了しようとしているときに経済の減速サインがでてきたことは懸念。内訳をみると、イタリア経済の弱さが全体の足を引っ張っているようです。ユーロ/ドルは、欧州のリーダーであるドイツの政治問題も抱えて売りが優勢。年初来安値(1.1301ドル)に向かって下げています。
英国のEU(欧州連合)離脱問題は進展がなし。格付け会社S&Pは、もしノーディール・ブレグジット(合意なき離脱)となった場合には英国の景気後退は10年続くだろうと警告しています。ポンド/ドルの下落傾向は鮮明で、この日は1.2696ドルまで下落。こちらも年初来安値(1.2662)に接近中です。
トレード前に必ずチェック!今日発表の重要指標!
31日:日銀会合、豪CPI、欧CPI、カナダGDP、ADP雇用データなど
◎天気の判定基準とは?
天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。
・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。
・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。
・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。
※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。
※ちなみに2017年は、「晴れ」89日、「雨」90日、「くもり」80日でした。
本コンテンツは情報の提供を目的としており、投資その他の行動を勧誘する目的で、作成したものではありません。銘柄の選択、売買価格等の投資の最終決定は、お客様ご自身でご判断いただきますようお願いいたします。本コンテンツの情報は、弊社が信頼できると判断した情報源から入手したものですが、その情報源の確実性を保証したものではありません。本コンテンツの記載内容に関するご質問・ご照会等には一切お答え致しかねますので予めご了承お願い致します。また、本コンテンツの記載内容は、予告なしに変更することがあります。