本日のレンジ予測
毎ヨミ!FXトップニュース(10月24日)
24日のドル/円の終値は112.23円。
前営業日に比べ0.19円のドル安/円高だったので、今朝の天気マークは、「くもり」です。
トランプ大統領
「パウエルFRB議長は利上げを楽しんでいる」
「(米経済にとって)FRBが最大のリスク」
円
経団連にIT革命。経団連会長の執務室に遂にPCを導入、メールを用いた業務が開始される
日本企業が対米輸出品の生産拠点を中国から移動開始。
ユーロ
ドイツ10月製造業PMI(購買担当者指数:速報値)52.3、予想下回る
ドイツ10月サービス業PMI(速報値)53.6、予想下回る
カナダドル
カナダ銀行、政策金利を現行の1.50%から1.75%に引き上げ。来年1月に再利上げも
カナダ銀行声明「刺激策は必要なし」
カナダ銀行の強気姿勢受け、カナダ/円は85.79円から86.80円まで急上昇
スウェーデンクローナ
リクスバンク(スウェーデン中銀)、政策金利を▲0.50%に据え置き
人民元
中国は、米国産大豆を東南アジア経由で輸入か
ドル
ベージュブック「米経済活動は緩やかなペースで拡大」
主要指標終値
本日の注目通貨
ドル/円:行って来いで、上抜け失敗
水曜日のドル/円は、日経平均が小反発した安堵感から買い戻されて112.74円まで上昇。ところが米国株式市場でダウ平均が一時650ドル超の下落を記録して3日続落。ナスダック指数も大幅に続落したのを見て、ドル/円もNY時間午後に112.09円まで大きく値を下げました。(チャート1)
22日の高値112.88円超えはいったん失敗。その先の113円に到達できるかは時間との勝負になってきました。スタミナ切れで上昇力を失うリスクも高まっています。今のところ112円前後はしっかり。
株式市場下落の理由のひとつに米長期金利の高止まりがあるといわれています。FOMC(連邦公開市場委員会)メンバーが、イエレン前議長時代のように利上げに対して曖昧な態度をとっているならば株式市場との共存もできたのですが、最近の米連銀総裁は利上げに積極的な発言が目立ちます。ボスティック・アトランタ連銀総裁は、「今年は合計4回の利上げが適切」として、今年12月の利上げがほぼ確実であることを示唆しました。
利上げを嫌うトランプ大統領は、舌鋒鋭くFRB(米連邦準備制度理事会)批判を繰り返していますが、これでFRBがさらに依怙地になれば、株式市場にとっては逆にマイナス。いずれにしても、現在の株価下落を健全な調整の範囲とFRBは考えているので、政策を転換することはないでしょう。
ユーロ/円:ついに127円台まで下げる
月曜日に130円台まで上げたユーロ/円は、売りが強まり水曜日についに128円を割ると、2カ月ぶり安値となる127.77円まで大きく値下がりしました。その後も戻りは鈍い状況。(チャート2)
来年度予算案を巡るEU(欧州連合)とイタリアのバトルは続行。それだけでも気が重いのに、この日発表されたドイツPMIが製造業、サービス業とも予想を下回る悪い結果となり、欧州経済の先行きに不安が持ち上がりました。ドイツ株式相場は6日続落で、DAX指数は2016年12月以来の安値を更新。
今日はECB(欧州中央銀行)会合が開かれます。ECBは年内に量的緩和を終了して、来年秋には利上げという計画を粛々と進めています。会合後のドラギ総裁の会見には注目。ドラギ総裁が、利上げに向けて強気な姿勢ならば、下落を続けるドイツの株式市場にさらに追い打ちをかけ、リスクオフがさらに強まることも考えられます。
ユーロ/円は、今週のウィークリーピボットによると、ユーロ安方向のトレンドが発生するポイントは126.55円。上サイドのメドは129.00円、そして23日の高値129.38円になるでしょう。
トレード前に必ずチェック!今日発表の重要指標!
25日:トルコ中銀政策金利、ECB政策金利、ドラギ総裁発言など
◎天気の判定基準とは?
天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。
・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。
・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。
・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。
※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。
※ちなみに2017年は、「晴れ」89日、「雨」90日、「くもり」80日でした。
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