投資信託の「足元の動向」をお伝えする楽天証券分類平均リターンランキング
当コンテンツでは、投資信託の値動きを投資対象別に分類した楽天証券分類平均インデックスを使い、過去3カ月間の騰落率をランキング形式でお届けします。
今、上昇している分類、下落している分類を把握することで、今後の投資判断の参考にしてください。
基本8分類の過去3カ月間の騰落率
まずは、分散投資の基本となる国内・先進国・新興国の株式・債券・リート(不動産投資信託)の基本8分類の騰落率を定点観測してみましょう。
2018年9月末を基準とした過去3カ月間の騰落率を見ると
「先進国株式(広域)-為替ヘッジ無し」、
「国内株式」、
「新興国株式(広域)-為替ヘッジ無し」、
「先進国債券(広域・高格付)-為替ヘッジ無し」
「海外REIT(含む北米)-為替ヘッジ無し」、
「国内REIT」の分類が上昇しました。
一方、「新興国債券(広域・新興国通貨建)-為替ヘッジ無し」が横ばい、
「国内債券」が下落しました。
楽天証券分類平均リターンランキング
続いて、投資対象市場や投資地域をさらに細かく分けて見てみましょう。
楽天証券分類、全250分類の中から、値動きの傾向を把握しやすい53分類を厳選し、上位・下位5分類の騰落率をまとめた結果がこちらです。
過去3カ月間の騰落率で大きく上昇した分類は、
「原油関連-為替ヘッジ無し」、
「米国株式-為替ヘッジ無し」、
「メキシコ債券-為替ヘッジ無し」、
「ブラジル・中南米株式-為替ヘッジ無し」、
「先進国株式(広域)-為替ヘッジ無し」、
の5分類でした。
目立った銘柄としては、
「iFreeNEXT NASDAQバイオテクノロジー・インデックス」が+15.77%、
「国際 メキシコ・ペソ債券オープン(毎月決算型)」が+8.78%、
「UBS原油先物ファンド」が+8.71%の上昇でした。
一方、大きく下落した分類は、
「トルコ債券-為替ヘッジ無し」、
「金関連-為替ヘッジ有り」
「中国・香港株式-為替ヘッジ無し」、
「インド株式-為替ヘッジ無し」、
「インド債券-為替ヘッジ無し」
の5分類でした。
目立った銘柄としては、
「トルコ・ボンド・オープン(年1回決算型)」が▲28.89%、
「深セン・イノベーション株式ファンド(1年決算型)」が▲8.81%、
「ピクテ・ゴールド」が▲5.89%
の下落でした。
足元の動きとしては、9月にトルコ中銀による大幅利上げや中国の景気指標が無難な結果となったことから安心感が広まり、株式、為替市場とも大きく反発しました。
しかし、10月に入り、米国の長期金利が上昇したことから景気悪化懸念が広まり、一転急落。値動きの大きい展開となっております。
引き続き、米国の金利動向や米中貿易摩擦の行方に注視する必要があります。
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