2003年(平成15)年10月15日

中国初の有人宇宙船、米ロに次いで3番目

 2003年10月15日、中国が有人宇宙船の打ち上げに初めて成功しました。自国技術による有人宇宙飛行はロシア(旧ソ連)と米国に次いで3番目でした。

 宇宙空間に旅したのは「神舟5号」。中国空軍の楊利偉(ヤン・リィウェイ)中佐(当時38歳)1人を乗せて打ち上げられました。中国が国家の威信を懸けて開発した1人乗りの宇宙船です。1999年11月に打ち上げに成功した無人機「神舟1号」から数えて5番目の宇宙船に当たります。初号機の打ち上げから有人飛行まで4年足らずの短期間でした。

 神舟5号は高度343キロメートルの地球周回軌道に乗って地球を約14周した後、内モンゴル自治区の草原地帯へ無事に着陸しました。

 宇宙飛行士の搭乗部分は地球に帰還しましたが、一部は今も地球を周回し、偵察衛星として機能しているようです。

 

2003年10月15日の日経平均株価終値は

10,899円95銭