2008(平成20)年10月13日

米ダウが史上最大の上げ幅、リーマン危機でG7協調

 2008(平成20)年10月13日、NYダウ工業株30種平均が前日比936.42ドル高の9387.61ドルと急騰し、史上最大の上げ幅を記録しました。「リーマン・ショック」後の金融市場の混乱を受けて、主要国が金融危機回避で団結したことが好感され、買い戻しが殺到しました。

 前月に米金融大手リーマン・ブラザーズが経営破綻。これを受けて世界の金融市場では疑心暗鬼が広がりました。日々の資金調達が困難になる金融機関が出てくると、株式が売られたり、金融機関同士の資金のやり取りを渋ったりする動きが顕著になったほか、ドル売りが進みました。

 そこでG7(先進7カ国財務大臣・中央銀行総裁会議)の金融当局は、大量の資金供給を実施して金融危機の回避に全力を挙げる方針を発表し、市場の懸念を解消しました。米国市場では前週までに急落していた反動から一斉に買い戻され、10月13日の米ダウは大幅高で取引を終え、国際協調は一定の成果を上げました。

 

2008年10月13日の日経平均株価終値は

8,276円43銭

※2008年10月13日は休日のため、前営業日の株価。