2009(平成21)年10月9日

オバマ前大統領にノーベル平和賞

  2009(平成21)年10月9日、米国のバラク・オバマ大統領がノーベル平和賞を受賞しました。米大統領として、「核なき世界」を目指して国際社会に働きかけたことが受賞の理由です。現職の米大統領のノーベル平和賞受賞は、日露戦争を講和に導いた1906年のセオドア・ルーズベルトらに続いて3人目です。ノーベル平和賞授賞の報が届いたことを、当日朝、娘に知らされるまで本人は知らなかったといいます。

 オバマ氏は受賞時点で目立った実績があったわけではありません。ただ、世界最大の軍事大国である米国が、核兵器に反対することに大きな意味がありました。

 オバマ氏は2106年5月27日、伊勢志摩サミット出席後に、広島市中心部の広島平和記念公園を訪問。慰霊碑に花をささげ、核兵器のない世界の実現を訴えました。

 ただ、2010年には米国が臨界前核実験を実施すると、オバマ氏が培ってきた平和のイメージが一気に崩れました。一方で、オバマ氏は1期目でさっそくロシアとSTART(第四次戦略兵器削減交渉)を締結しており、外交の方向性が定まらなかったとの批判もあります。

 

2009年10月9日の日経平均株価終値は

10,016円39銭