投資信託のポートフォリオを作る
ポートフォリオとは、自身の保有する(保有を予定している)資産の組み合わせやその比率のことを指します。
投資信託(ファンド)での運用目的が決まったら、最適なポートフォリオを考えてみましょう。
投資の鉄則は、長期、積み立て、分散です。これを実現するためのポートフォリオを作りましょう。
ポートフォリオをつくためのプランは、次の順番で考えていきましょう。
(1)積み立ての予算と目標を決める
(2)株、債券、外貨建て資産のバランスを考える
(3)どのファンドを購入するかを決める
(1)積み立ての予算と目標を決める
どんなポートフォリオがよいかは、投資の目標によって異なります。
まずは自身で、
- 最初に投資する金額
- 毎月の積立金額
- 投資の目標までの積立期間
- 想定する運用利回り
を考えます。
注意点は、想定利回り(リターン)が大きいほど、想定リスクも大きくなることです。自身が許容できるリスクに見合った利回りを想定しましょう。
お金は積み立てるだけではなく、使うことも考慮しなければなりません。次に、5.貯まったお金を使うペースも考えましょう。イメージと異なったときは、「1.最初に投資する金額」に戻ってシミュレーションを繰り返してみましょう。
(2)株、債券、外貨建て資産のバランスを考える
値動きの異なるさまざまな資産に分散投資していれば、一つの市場が下がったときでも慌てる必要はありません。また、分散投資で積み立てをしていれば、長期スタンスで割安なときも投資することが可能です。
今、検討している資産だけでなく、保有する資産全体で分散を考えることも大切です。
私たちの年金を運用するGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)は、下記の基本比率(ポートフォリオ)に基づいて、投資を行っています。
目標・投資スタンス別ポートフォリオの例
リスク・リターンを抑えたい場合
リスク・リターンを抑えつつ、ある程度のリターンを狙いたい場合
海外資産にも投資し、ある程度のリターンを狙いたい場合
積極的にリターンを狙いたい場合
資産を分散したい場合
(3)どのファンドを購入するかを決める
組み入れる資産の配分がイメージできたら、次は各資産ごとのファンドを選ぶことになります。詳しくは次週、紹介します。
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