1957(昭和32)年9月23日

ダイエー1号店がオープン、巨大スーパーの時代に

 1957(昭和32)年9月23日、「主婦の店・大栄(ダイエー)薬局店」が大阪市旭区の千林駅前にオープンしました。後に日本一の巨大スーパーに育つダイエーの1号店です。

 ダイエーは、中内功氏(故人)が一代で築きあげた巨大スーパーマーケットです。1号店開設の5年後には年商1,000億円の大台を突破。1964年には首都圏にも進出し、1972年には小売業の売上高日本一に上り詰めます。

 ダイエーの強さは安売りでした。購買力をバックにメーカーとの交渉で優位に立ち、安く仕入れて安く販売することができたのです。右肩上がりの日本経済と歩調を合わせて、拡大路線を突き進みました。

 ただ、バブル崩壊後の1990年代から経営は急速に傾きました。2004年には産業再生機構の下で経営再建に乗り出しましたが難航し、2015年にはイオングループの完全子会社として再スタートを切りました。

1957年9月23日の日経平均株価終値は

533円34銭

※1957年9月23日は祝日のため前営業日の株価