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 インターネット通販(eコマース)が国際的に拡大する一方、日本では人手不足が顕著となっています。こうした中、先日、隔年開催のアジア最大級の『物流』(ロジスティクス)の専門展示会である「国際物流総合展2018」が開催され、カメラやセンサーを活用したAIロボットなど様々な最新テクノロジーが紹介されました。これらは、今後も拡大が見込まれるアジアの『物流』の効率化や省人化に貢献することが期待されます。

 

【ポイント1】「国際物流総合展2018」で『物流』の最新動向をチェック

475社が出展、前回を大きく上回る来場者を集める盛況ぶり

 9月11日~14日、東京ビックサイトにおいて「国際物流総合展2018」が開催されました。「国際物流総合展」は、経済活動のインフラとして不可欠な『物流』の先進情報が収集できるアジア最大級の専門展示会です。1994年の初回以降、隔年で開催されています。13回目となった今回は、国内外から過去最大規模の475社が出展し、4日間で74,520人と前回の64,071人を大きく上回る来場者を集める盛況となりました。

 各日、IoTやビッグデータ、AIなどの新たな技術が『物流』にもたらしている最新動向などをテーマに講演が行われた他、「ロジスティクスの今を知り未来に触れる」をテーマに、運搬車両や仕分け・ピッキング(倉庫から品物を選出する作業)システム、情報システムなど、『物流』に関する様々な製品やサービスが紹介されました。

 

【ポイント2】IoTやAIなどを活用した最新テクノロジー

AIロボットによる次世代型の物流センターなどに注目

 今回は、IoTやAIなどの最新デジタル技術を用いた展示が見どころの一つでした。例えば、全方向に滑らかに最適経路を自律搬送・走行するAI搬送ロボットを活用した工場内物流の自動化システムや、知能化されたロボットによる最先端のピッキングなど、工場や倉庫内の自動化といった次世代型の物流センター像などが紹介されました。

 また、自動走行ロボットが作業する人を自動で追跡し、障害物を避けながら、渡された商品を指定の場所まで運ぶといった、人との連携を図ったテクノロジーなども注目されました。

 

【今後の展開】拡大するアジアの『物流』の効率化・省人化への貢献に期待

 日本国内をはじめ、『物流』の現場では人手不足が顕著になってきています。また、世界最大規模のeコマース市場であるアジアでは、今後も『物流』のニーズが増すと考えられ、『物流』の現場では効率化・省人化が課題の一つとなっています。今回の「国際物流総合展2018」で紹介された最新のテクノロジーが今後も拡大するアジアの『物流』に貢献すると期待されます。