本日のレンジ予測

[本日のドル/円]

上値メドは112.86

下値メドは111.42

今朝の天気マークは「晴れ」

天気の判定基準くわしくはコチラ

 

毎ヨミ!FXトップニュース(9月18日)

18日のドル/円の終値は1ドル=112.36円

 前営業日に比べ0.50円のドル高/円安だったので、今朝の天気マークは、「晴れ」です。

  • USD:中国が報復、米製品600億ドル相当に10%の追加関税
  • OIL:原油高。サウジが原油価格上昇を容認
  • EUR:イタリアのディマイオ副首相とトリア財務相が予算案を巡り対立。財政問題が再燃か
  • RUB:シリアで誤爆、ロシアとイスラエルが一時緊張状態に

主要指標終値

 

本日の注目通貨

ドル/円:マーケット冷静、ドル/円112円台 

 トランプ大統領は日本時間18日、2,000億ドル(約22.4兆円)規模の中国製品に対して10%の関税を発動。この発表を受けてドル/円は一時111.67円まで下落。しかし大きく崩れることはなく、その後は徐々に値を戻し続け、NY時間の引けには112.39円まで上昇して7月20日以来約2カ月ぶりの高値をつけました(チャート1)。

 対中関税第三弾が発動されて、貿易戦争がさらに悪化する方向へと進んでいるというのにマーケットが冷静なのはなぜでしょうか?

 まず、今回の関税発動は予想されていたことでした。しかも関税率が25%ではなく、それより低い10%におさまったことで、最悪は避けられたという安堵感さえありました。

 米国に対して、中国も報復関税を発表し、両国は対立姿勢を強めています。一方でトランプ大統領は「中国と対話の用意」があるとも述べています。打開に向けた水面下の交渉は、継続している可能性があります。

 また最近の米指標は堅調で、貿易戦争の米経済への影響は限定的との見方が安心感につながっています。FRB(米連邦準備制度理事会)も、予定通り利上げを実施予定です。結局のところ、ドルを売るほどの理由はない、ドル以外に魅力的な通貨もない、ということになって、マーケットがドル安に動かないのです。

 トランプ大統領は、中間選挙をにらんで、中国に対する強硬姿勢をアピールしつつ株高も維持する、という両方を狙っています。ダウNY株価がしっかりしている限り、トランプ大統領がますます過激化することが考えられます。マーケットは米経済への悪影響をほとんど織り込んでいないだけに、今後の経済指標に変調が出てきたらムードが一変するリスクもあるので、注意が必要です。

 

中国人民元:堅調

 中国人民元はトランプ大統領の対中関税発動で1元=16.19円まで下げましたが、その後は反発。NY時間には8月の高値に迫る16.38円まで値を戻しています(チャート2)。

 

トレード前に必ずチェック!今日発表の重要指標!

19日:日銀会合、英CPI、米住宅着工、ドラギ総裁発言など

経済指標過去データはこちらをチェック!

 


天気の判定基準とは?

天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。

・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。

・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。

・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。


※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。

※ちなみに2017年は、「晴れ」89日、「雨」90日、「くもり」80日でした。