本日のレンジ予測
毎ヨミ!FXトップニュース(9月13日)
13日のドル/円の終値は111.94円
前営業日に比べ0.69円のドル高/円安だったので、今朝の天気マークは、「晴れ」です。
- TRY:トルコ中央銀行は、政策金利を17.75%から24.00%に引き上げ
- ECB:ECBは、政策金利を0.00%に据え置き
- BOE:BOE(英国中央銀行)は、政策金利を0.75%に据え置き
- USD:8月コアCPI(消費者物価指数)前年比2.2%、予想を下回る
- AUD:8月新規雇用者数4.4万人、予想上回る。豪ドルは上昇
- ZAR:格付け会社ムーディーズ「南アの見通しは3月時点から大きく変わっていない」
主要指標終値
本日の注目通貨
ドル/円:111円前半の取引続く
ドル/円は上昇。貿易摩擦の懸念がやや後退したことや新興国通貨の持ち直しがマーケットのムードを明るくさせて、ドル/円は14日朝の東京市場で8月1日以来となる112円をつけました。ただこの動きはトルコリラ/円やユーロ/円などのクロス円が主導する円売りであって、ドル/円そのもののニュースはありません。(チャート3)
トルコリラ/円:大幅利上げを断行
トルコ中央銀行はこの日、政策金利を現在の17.75%から24.00%へ大幅に引き上げました。事前予想は22%の利上げで、トルコショック以来初めてトルコ中央銀行がマーケットの先を行きました。会合前にはエルドアン大統領の「金利を下げるべき」との発言が伝わり、もしかすると金利据え置きではないかとの懸念も広まっていただけに、サプライズがなお大きくなりました。
トルコリラ/円は、エルドアン発言16.93円まで下げたあと、政策金利発表を受けて18.51円まで急騰。(チャート1)
トルコ中央銀行の事実上の総裁はエルドアン大統領ですから、利上げは当然、大統領の許可があったと考えるべきです。トルコ国内向けには「金利を下げるべき」とメッセージを出しながら、マーケットを納得させるために「利上げ」するという、政治と経済のバランスを取ったようです。
ユーロ/ドル:ECBは強気、ユーロ買われる
ECB(欧州中央銀行)は政策金利を現行の0.00%に据え置きました。決定は予想通り。保護主義が世界に広がることを懸念して、ECBは2018年と2019年のGDP(国内総生産)見通しを引き下げました。一方で、来年下半期に利上げするという方針は変更なし。これが「ECBは強気だ」との評価になってユーロは急上昇。ユーロ/ドルは1.1701ドルまで、ユーロ/円は7月31日の高値に接近する130.94円までユーロ高になりました。(チャート2)
ドラギ総裁は「年末にかけてインフレは上昇していく」と欧州の物価見通しに自信を示しました。同時刻に発表された米国の8月の消費者物価指数が予想より低かったこともあって、いっそうユーロ買いに拍車がかかりました。
トレード前に必ずチェック!今日発表の重要指標!
14日:米小売売上高、米鉱工業生産、中国小売売上高など
◎天気の判定基準とは?
天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。
・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。
・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。
・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。
※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。
※ちなみに2017年は、「晴れ」89日、「雨」90日、「くもり」80日でした。
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