本日のレンジ予測
毎ヨミ!FXトップニュース(9月4日)
4日のドル/円の終値は111.47円
前営業日に比べ0.36円のドル高/円安だったので、今朝の天気マークは、「晴れ」です。
- USD:8月製造業ISM 61.3、予想を上回る14年ぶりの高水準
- EUR:EU(欧州連合)はアイルランド国境問題で英国に譲歩か。ポンドの反応は限定的
- AUD:RBA(豪準備銀行)は政策金利を1.50%に据え置き
- ZAR:南アの景気後退が鮮明。4-6月期GDP(国内総生産)は前期比▲0.7%
- OIL:原油価格上昇。ハリケーン接近で供給不安の懸念
- CAD:NAFTA(北米自由貿易協定)再交渉、早期合意は不透明な状況
主要指標終値
本日の注目通貨
ドル/円:111円台前半の取引続く
ドル/円は火曜日も111円台前半の取引が中心になりました。東京時間にいったん111円を割り110.90円まで下げましたが、欧州時間には111.53円まで反発。(チャート1)
この日発表された米製造業ISM景気指数は14年ぶりとなる61.3まで上昇しました。米景気の強気見通しが増えていることを示しましたが、ドル/円は高値更新に至りませんでした。ドル高トレンドは継続中ですが、ドルの良い材料に対する反応が鈍っていることは気に留めておくべきでしょう。
豪ドル:反転は期待できるか
RBA(豪準備銀行)は火曜日の会合で政策金利を1.5%に据え置きました。しかし声明文では「豪の上半期の成長率はトレンドを上回り、失業率は6年ぶりの低水準にある」、「賃金上昇の兆候も見えている」などと予想外に強気(タカ派)寄りで豪ドル/ドルは0.7235ドル、豪ドル/円80.44円まで跳ね上がりました。(チャート2)
豪ドルは年初来安値水準にあり、CFTC(全米先物取引委員会)が発表する豪ドル先物ポジションは2015年12月以来の水準まで積み上がっています。値頃感も出てきて反発ポテンシャルが期待できそうですが、今のマーケットの流れはドル買い/(豪ドルなど他通貨売り)。豪の7月小売売上高が悪かったこともあって、マーケットはRBAほど豪ドルに対して楽観的になっていないようです。今日は4-6月期のGDPが発表されます。
NZドル:4日続落
一方NZドルは弱く、対ドルでは2016年2月以来となる0.6538ドルまで下落。対円では72.72円まで下げて8月13日につけた年初来安値(72.34円)に接近しました。(チャート3)対豪ドルに対しても1豪ドル=1.0971NZドルまでNZドルが安くなっています。
トレード前に必ずチェック!今日発表の重要指標!
5日:豪GDP、米貿易収支、カナダ銀行政策金利
カナダ銀行政策金利
カナダ銀行は、本日の会合で政策金利を1.5%に据え置きの予定。今月は見送り10月に利上げすると考えられていますが、マーケットはすでに8割方織り込み済み。カナダの金融政策に関しては、利上げ先送りがサプライズになります。
◎天気の判定基準とは?
天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。
・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。
・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。
・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。
※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。
※ちなみに2017年は、「晴れ」89日、「雨」90日、「くもり」80日でした。
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