本日のレンジ予測
毎ヨミ!FXトップニュース(8月29日)
29日のドル/円の終値は111.67円
前営業日に比べ0.49円のドル高/円安だったので、今朝の天気マークは、「晴れ」です。
- JPY:鈴木日銀委員「日銀金融政策の副作用が将来顕在化すれば、手遅れとなるリスク」
- GBP:英国とEU(欧州連合)が離脱交渉の期限を11月まで延期
- GBP:バルニエEU首席交渉官「英国と特例的な提携関係を結ぶ用意がある」
- CAD:米国とカナダは今週中にもNAFTA(北米自由貿易協定)合意か。性急な合意に危惧も
- TRL:トルコ中央銀行が金融引き締め措置。しかしトルコリラは下落
- OIL:EIA(米エネルギー情報局)発表の原油在庫が、予想に反して縮小。原油価格が反発
- USD:トランプ米大統領「グーグルは不正。検索結果が自分に不利になるように操作されている」
- USD:トランプ大統領が6月の首脳会談の安倍首相に「リメンバー・パール・ハーバー」
- EUR:格下げリスク回避のためイタリア政府がECB(欧州中央銀行)に新規の量的緩和プログラムを要請(後に否定)
主要指標終値
本日の注目通貨
ドル/円:112円に迫る
水曜日のドル/円は円安に動きました。NY時間に8月2日の高値となる111.83円まで上昇。なお勢力を保ち112円台に接近しています。(チャート1)
米国の4-6月期GDPの改定値は前期比年率で4.2%と速報値(4.1%)を上回る強さでした。事前予想で下方修正が多かったため、サプライズもあってドル/円を押し上げました。
米国経済が強いことを今回改めて確認したわけですが、これから先については、貿易戦争が一向に収まる気配がない状況で、不安視する声もあります。これからの米国指標は、経済の強さを確認する以上に、米国経済がピークに達したかどうかのサインを探すことがポイントになってくるでしょう。
ポンド:ポンド一息。EU離脱交渉に光明?
水曜日のポンドは急上昇。最初のきっかけは、英国とEU(欧州連合)が、離脱交渉の合意期限を10月から11月へ延期したこと。建設的な交渉継続のサインだとして、「ノー・ディール・ブレグジット(条件がまとまらず、決裂状態のままEUを離脱すること)」を悲観してポンド売りに傾いていたマーケットがセンチメントを変えました。
さらに、バルニエEU首席交渉官が「英国と、これまでにない特別なパートナーシップを提案する用意がある」と発言したことからポンド買いが加速。ポンド/ドルは8月6日以来の1.30ドルを回復して1.3033ドルまで、ポンド/円は142円台後半から145.57円へ急上昇しました。(チャート2)
また、火曜日に年初来高値をつけるまで、過熱気味にユーロ高/ポンド安が進んでいたたユーロ/ポンドは、1ユーロ=0.8981ポンドまで調整売りが入ることに。(チャート3)
ポンドは一息つきましたが、ブレグジット交渉の先行きは依然不透明。秋の英国国会は、メイ英首相のブレグジット強硬派対EU寝返り派の争いがいっそう激しくなりそうです。
トレード前に必ずチェック!今日発表の重要指標!
30日:ドイツCPI、カナダGDP、米PCEなど
◎天気の判定基準とは?
天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。
・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。
・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。
・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。
※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。
※ちなみに2017年は、「晴れ」89日、「雨」90日、「くもり」80日でした。
本コンテンツは情報の提供を目的としており、投資その他の行動を勧誘する目的で、作成したものではありません。銘柄の選択、売買価格等の投資の最終決定は、お客様ご自身でご判断いただきますようお願いいたします。本コンテンツの情報は、弊社が信頼できると判断した情報源から入手したものですが、その情報源の確実性を保証したものではありません。本コンテンツの記載内容に関するご質問・ご照会等には一切お答え致しかねますので予めご了承お願い致します。また、本コンテンツの記載内容は、予告なしに変更することがあります。