本日のレンジ予測
毎ヨミ!FXトップニュース(8月23日)
23日のドル/円の終値は111.28円
前営業日に比べ0.74円のドル高/円安だったので、今朝の天気マークは、「晴れ」です。
- USD:対中関税第2弾発動。中国製品160億ドル(約1.8兆円)に25%
- USD:トランプ米大統領「自分が弾劾されたら、株式市場が急落して米国人は貧しくなる」
- USD:米国務長官が来週初めにも北朝鮮を訪問
- EUR:ドイツはECB(欧州中央銀行)総裁よりも欧州委員長を狙う
- EUR:バイトマン独連銀総裁「ECBは超緩和政策をやめる時期が来た」
- EUR:ECB議事録「保護貿易主義が主なリスク」
- AUD:与党の党首争いで閣僚の辞任相次ぐ。豪ドル急落
- GBP:英国民の多くが「ノーディール・ブレグジット」を予想。生活スタイルを節約型に切り替えも
- ZAR:トランプ大統領、次は南アフリカに噛みつく。南アの土地改革法を非難
- CAD:NAFTA(北米自由貿易協定)は進展も合意には時間が必要。早期決着を期待すると失望も
- RUB:ロシアルーブル急落。欧米の経済制裁を嫌気
主要指標終値
本日の注目通貨
今夜最大の注目は、ジャクソンホールでのパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長のスピーチです。
ジャクソンホールの経済シンポジウムがどうしてこれほど注目を浴びるようになったかというと、当時FRB議長だったバーナンキ氏が2012年と2012年に米国の量的緩和の実施を発表して、世界の金融市場を驚かせたことに始まります。それ以来、ジャクソンホールは、世界の中央銀行が重大な金融政策の変更を発表する場としてとても有名になりました。
最近では、2016年にイエレン議長が「利上げへの論拠が強まってきた」と述べ、FRBはその4カ月後に1年ぶりの利上げを実施しています。また、昨年2017年にはドラギECB総裁がジャクソンホールでECBの出口戦略について講演するとの期待が高まりました。マーケットの過熱を警戒したドラギ総裁は、講演ではあえて何も語らなかったのですが、それが緩和縮小開始を認めたことになるとして、ユーロ/ドルは急騰しました。
そして今年はパウエルFRB議長が演壇に立ちます。マーケットが例年ほど盛り上がっていないのは、FRBがすでに利上げサイクルに入っていて、また9月利上げもほぼ確実なことで、金融政策上のサプライズの期待が少ないことがあります。また講演内容が金融市場の学術的分析が中心と通知されてるせいもあるでしょう。
とはいえ、トランプ大統領の「利上げは気に入らない」という発言に対してパウエルFRB議長がどのような「返答」をするのか、マーケットの注目が集まりそうです。
ドル/円:111円台に戻る
木曜日のドル/円は110円台半ばからスタート。111円台手前で暫く揉みあった後、NY時間になって111円台にのせると111.31円まで上昇しました。(チャート1)
調整のドル売りが早くも終了したとの見方もありますが、強い円安材料が出たわけではなく、ユーロ/円に連れて上昇しました。
ユーロ/ドル:1.16ドル台を守れず
水曜日(22日)に1.1623ドルをつけたあとのユーロ/ドルは失速。イタリアの財政問題が再びトピックとして浮上して、ユーロ/ドルの上昇を阻みました。(チャート2)
豪ドル/円:政治混乱で急落
与党党首争いで閣僚が相次ぎ辞任するなど、豪の政治混乱を嫌って豪ドルが下落しました。今週の豪ドル/ドルは、0.7381ドルまで上昇するなど堅調な動きを見せていましたが、この政治問題のせいで一気に0.7234ドルまで下げました。豪ドル/円も80.57円まで連れ安。(チャート3、4)
トレード前に必ずチェック!今日発表の重要指標!
24日:ジャクソンホール、米耐久財受注、ドイツGDP
◎天気の判定基準とは?
天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。
・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。
・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。
・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。
※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。
※ちなみに2017年は、「晴れ」89日、「雨」90日、「くもり」80日でした。
本コンテンツは情報の提供を目的としており、投資その他の行動を勧誘する目的で、作成したものではありません。銘柄の選択、売買価格等の投資の最終決定は、お客様ご自身でご判断いただきますようお願いいたします。本コンテンツの情報は、弊社が信頼できると判断した情報源から入手したものですが、その情報源の確実性を保証したものではありません。本コンテンツの記載内容に関するご質問・ご照会等には一切お答え致しかねますので予めご了承お願い致します。また、本コンテンツの記載内容は、予告なしに変更することがあります。