2012(平成24)年8月22日
ロシアがWTO加盟、世界経済と一体化加速
2012(平成24)年8月22日、ロシアが世界の貿易活性化を目指すWTO(世界貿易機関)に加入しました。最大の未加入国だったロシアが、欧米など世界経済の一員として、ルールある競争に参加することになりました。
WTOが理想とするのは自由貿易。関税の低減や紛争処理、貿易のルール作りなどを担っています。
ロシアは社会主義体制の崩壊から間もない1993年6月、WTOの前身である「関税・貿易に関する一般協定」に加盟を申請しています。そこからWTO加入まで19年の年月が過ぎました。2001年12月に加入した中国の15年と比べても、かなりの長期間が経過しています。
交渉が難航したのは、国内向け価格を国際市況より極端に安くした天然ガスなどが問題視されたためです。知的財産権保護の徹底をめぐっても交渉が長引きました。
その後のロシア経済は不安定ながらも、世界経済との結びつきを強めています。日本からの輸出は自動車や自動車部品が6割を占め、ロシアからの輸入品は、原油や天然ガス、非鉄金属といった資源が大半です。
2012年8月22日の日経平均株価終値は
9,131円74銭
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