投資信託の「足元の動向」をお伝えする楽天証券分類平均リターンランキング
当コンテンツでは、投資信託の値動きを投資対象別に分類した楽天証券分類平均インデックスを使い、過去3カ月間の騰落率をランキング形式でお届けします。
今、上昇している分類、下落している分類を把握することで、今後の投資判断の参考にしてください。
基本8分類の過去3カ月間の騰落率
まずは、分散投資の基本となる国内・先進国・新興国の株式・債券・リート(不動産投資信託)の基本8分類の騰落率を定点観測してみましょう。
2018年7月末を基準とした過去3カ月間の騰落率を見ると
「海外REIT(含む北米)-為替ヘッジ無し」、
「先進国株式(広域)-為替ヘッジ無し」、
「国内REIT」等の分類が上昇しました。
一方、「新興国債券(広域・新興国通貨建)-為替ヘッジ無し」、
「新興国株式(広域)-為替ヘッジ無し」、
「国内株式」等の分類が下落しました。
楽天証券分類平均リターンランキング
続いて、投資対象市場や投資地域をさらに細かく分けて見てみましょう。
楽天証券で取扱いがあり、かつ値動きの傾向を把握しやすい分類を厳選し、上位・下位5分類の騰落率をまとめた結果がこちらです。
過去3カ月間の騰落率で大きく上昇した分類は、
「MLP-為替ヘッジ無し」、
「米国株式-為替ヘッジ無し」、
の5分類でした。
目立った銘柄としては、
「米国エネルギー革命関連ファンド(年1回決算型)為替ヘッジなし」が+11.98%、
「三菱UFJ/AMP 米国ハイインカムリートファンド<為替ヘッジなし>(毎月決算型)」
が+11.78%、
「新ホリコ・フォーカス・ファンド」が+11.26%
の上昇でした。
一方、大きく下落した分類は、
「金関連-為替ヘッジ有り」、
「インドネシア債券-為替ヘッジ無し」の5分類でした。
目立った銘柄としては、
「トルコ・ボンド・オープン(年1回決算型)」が▲26.85%、
「ブラジル・インフラ関連株ファンド」が▲15.00%、
「ステートストリート・ゴールドファンド(為替ヘッジあり)」が▲8.25%
の下落でした。
足元の動きとしては、日本および米国の長期金利上昇の影響から、国内リートや海外リートなどこれまで堅調な資産にもやや不安定な動きが見られます。一方、これまで低調だったブラジル株式などは7月以降力強い反発を見せています。今後も各国金利動向や米中の貿易問題の行方などの影響が少なからず予想されますが、新興国資産の巻き返しに注目したいところです。
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