2014(平成26)年8月8日
国連WHOがエボラ出血熱で「緊急事態」を宣言
2014(平成26)年8月8日、国連のWHO(世界保健機構)が、伝染病「エボラ出血熱」流行について、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」にあると宣言しました。リベリアなど西アフリカでエボラ出血熱が流行し、大量の死者が出たことを受けたものです。
この病気の原因となるウィルスは1976年に発見され、数年ごとに局地的な流行を繰り返していました。2014年の流行はリベリア、ギニア、シエラレオネなど国境を越えた大規模なものでした。
発端は2013年12月ごろ。大西洋に面したギニアからエボラ出血熱が広がりました。ウィルス性の伝染病で、高熱と鼻などからの出血を特徴とし、WHOの報告では致死率は4割を超えました。
手洗いに必要な水道などのインフラ不足に加え、葬儀の際に遺体に触れる習慣も感染拡大に拍車をかけました。国連安全保障理事会が緊急会合を開いて、公衆衛生に関する決議しました。
国際的な支援体制の下、感染地での外出制限や患者の隔離、徹底した消毒などが奏功して、封じ込めに成功。緊急事態宣言は2016年3月29日に解除されました。
2014年8月8日の日経平均株価終値は
14,778円37銭
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