本日のレンジ予測

[本日のドル/円]

上値メドは111.71

下値メドは110.27

今朝の天気マークは「雨」

天気の判定基準くわしくはコチラ

 

毎ヨミ!FXトップニュース(7月25日)

25日のドル/円の終値は110.93円

 前営業日に比べ0.26円のドル安/円高だったので、今朝の天気マークは、「雨」です。

  • EUR:米EU首脳会談、貿易戦争回避に向けて合意
  • USD:米政府、外国製自動車2,000億ドル相当に25%の関税を検討
  • USD:トランプ米大統領「米国の農家を標的にする中国は悪意がある」
  • USD:米議会、ロシアに対する新たな制裁を検討か
  • GBP:8月利上げ見送りの可能性も。
  • OIL:米エネルギー省発表の原油在庫は前週比615万バレル減少
  • AUD:4~6月期CPI 前年同期比2.1%、予想やや下回る
  • NZD:6月貿易収支 ▲1.13億NZD、赤字は3カ月ぶり

主要指標終値

※高値、安値は終値ベース

本日の注目通貨

ユーロ:米欧貿易摩擦は回避?今夜はECB会合

 ユーロ/円はNY時間に急上昇。129.41円から130.27円まで反発しました(チャート1)。

 トランプ大統領とユンケル欧州委員長が米EU(欧州連合)首脳会談を開き、共同声明で貿易摩擦の回避を目指すと発表したことが理由。ただし、米国は外国製自動車2,000億ドル相当に25%の関税を課すことも検討しており、今回の合意には自動車分野の関税撤廃は含まれない模様。GDP(国内総生産)に占める輸出自動車の割合が大きいドイツにとっては不安が残ります。

 本日はECB(欧州中央銀行)会合。政策金利をはじめ金融政策に変更はないとみられています。前回の会合の時は、直後にユーロが暴落しているので今回も注意が必要です。

 ECBは「2019年夏まで政策金利を据え置く」との見通しを示していますが、それが7月なのか9月なのか、数カ月の違いを巡ってユーロが上下しています。ドラギ総裁は利上げ時期を曖昧なままにしておくと思いますが、マーケットは新たなヒントを期待しています。

 

豪ドル/円:利上げはまだ先

 豪ドル/円は豪の指標発表後に82.89円まで上昇。しかし先週からの天井となっている83.00円を超えられないまま失速して82.09円まで下落しました。NY時間には、米欧の貿易摩擦回避の期待が豪ドルにとって良い材料となり82円台後半まで回復(チャート2)。

 この日発表された豪4~6月期CPI(消費者物価指数)は前年同期比2.1%で、予想よりやや低い結果となりました。インフレ率がRBA(豪州準備銀行)の目標値である2%から3%の範囲まで1年ぶり以上に回復したことが評価されました。

 しかし、現状は「金融政策を調整する強い根拠はない」というのが、RBAの判断。貿易戦争が世界の経済成長押し下げるリスクの恐れが高まる中、利上げに動く可能性は低いと考えるべきでしょう。利上げを急ぐほどにはCPIも強くなく、RBAは2020年まで政策金利を据え置くとみられています。

 

ドル/円:111円台守れず

 ドル/円は上値が重い動き。中国の景気刺激策がリスクセンチメントを改善させて日経平均株価は続伸しました。しかしドル/円の反応は鈍く、高値は111.38円と最近2週間で一番低い水準。NY時間には、米政府が自動車関税を検討するとのニュースで110.66円まで下落しました。111円台が重くなり終値は110.93円(チャート3)。

 

トレード前に必ずチェック!今日発表の重要指標!

26日:ECB会合、米耐久財受注など

経済指標過去データはこちらをチェック!

天気の判定基準とは?

天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。

・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。

・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。

・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。


※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。

※ちなみに2017年は、「晴れ」89日、「雨」90日、「くもり」80日でした。