本日のレンジ予測

[本日のドル/円]

上値メドは112.00

下値メドは110.43

今朝の天気マーク「くもり」

天気の判定基準くわしくはコチラ

 

毎ヨミ!FXトップニュース(7月23日)

23日のドル/円の終値は111.35円

 前営業日に比べ0.10円のドル安/円高だったので、今朝の天気マークは、「くもり」です。

  • USD:ムニューシン米財務長官「ドル高は“長期的には”良いこと」短期的ドル安は容認?
  • USD:トランプ米大統領、メキシコとのNAFTA(北米自由貿易協定)再交渉に前向き
  • USD:トランプ大統領、「(イランは)米国を脅すなど絶対にするな。さもなくばかつてないような報いを受けることになる」
  • GBP:BOE(英中央銀行)副総裁「量的緩和を解除したからといって、BOEがタカ派になるわけではない」

主要指標終値

※高値、安値は終値ベース

 

本日の注目通貨

ドル/円:111円台へ戻すも上値も重い

 先週末にトランプ大統領のドル高牽制発言を受けて112円台後半から111.38円まで下げたドル/円は、週明けも上値が重いスタートとなりました。

 日銀が今月末開催の金融政策決定会合で、ゼロ金利に喘ぐ銀行の負担を軽減するよう超緩和政策を見直すとの報道で円金利が急騰。これが円買いを誘発してドル/円は一時7月11日の安値に並ぶ110.75円まで下落しました(チャート1)。

 ただ、日銀が即座に指し値オペ(固定利回りで無制限に国債を買い入れる公開市場操作)を実施して金利上昇を容認しない姿勢を打ち出したため、ドル/円も111円台を回復。海外時間に入ると、米10年債利回りの上昇を受けたドルの買い戻しが活発になり、111.54円まで戻しました。

 日銀の政策については見方が分かれています。日銀はステルス(隠密)緩和縮小を進めるとの見方がある一方で、国内のCPI(消費者物価指数)がいつまでも上昇しないため、日銀は物価見通しを引き下げるのではないかとの観測も根強いことは事実。月末の日銀金融政策決定会合は、久しぶりに関心を集めることになるでしょう。その前に、今週金曜日の東京地区7月消費者物価指数にも注目。

 今週のピボットは112.00円。サポートは110.83円、110.21円。レジスタンスは112.61円、113.78円。

 7月のこれまでの高値は113.17円、安値は110.28円。高値と安値の半値(50%)は111.72円。

 先週の終値はその前の週に比べ0.92円のドル安/円高でした。

 先週の値幅は1.78円で、1日の平均値動きは0.66円。

 2018年のこれまでの高値は113.37円、安値は104.61円。半値レベルは108.99円。

 

ユーロ/ドル:今週はECB会合

 ユーロ/ドルは1.1750ドルまで上昇したあと、米長期金利の上昇に伴い売り戻されて1.1684ドルまで下落。トランプ大統領は先週、「EU(欧州連合)はユーロを操作して米国に不利益をもたらしている」とユーロ安を非難する発言をしましたが、今のところ影響は限定的(チャート2)。

 今週はECB(欧州中央銀行)会合が予定されています。ECBの金融政策は変更なし。注目ポイントは、貿易戦争が深刻化するなかでの、ECBの経済見通しになります。

 今週のピボットは1.1680ドル。サポートは1.1615ドル、1.1509ドル。レジスタンスは1.1785ドル、1.1850ドル。

 7月のこれまでの高値は1.1790ドル、安値は1.1574ドル。高値と安値の半値(50%)は1.1682ドル。

 先週の終値はその前の週に比べ35ポイントのユーロ高/ドル安でした。

 先週の値幅は170ポイントで、1日の平均値動きは74ポイント。

 2018年のこれまでの高値は1.2555ドル、安値は1.1507ドル。半値レベルは1.2031ドル。

 

ユーロ/円:下落基調

 週明けのユーロ/円は一時7月11日以来の130円割れ。129.86円まで下げました(チャート3)。

 今週のピボットは131.05円。サポートは130.12円、129.62円。レジスタンスは131.55円、132.48円。

 7月のこれまでの高値は131.98円、安値は128.42円。高値と安値の半値(50%)は130.20円。

 先週の終値はその前の週に比べ0.70円のユーロ安/円高でした。

 先週の値幅は1.43円で、1日の平均値動きは0.75円。

 2018年のこれまでの高値は137.50円、安値は124.62円。半値レベルは131.06円。

 

本日の注目イベント

24日:ドイツ、欧州PMI(購買担当者景気指数)、トルコ政策金利

経済指標過去データはこちらをチェック!

天気の判定基準とは?

天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。

・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。

・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。

・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。


※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。

※ちなみに2017年は、「晴れ」89日、「雨」90日、「くもり」80日でした。