本日のレンジ予測
毎ヨミ!FXトップニュース(7月17日)
17日のドル/円の終値は112.86円
前営業日に比べ0.60円のドル高/円安だったので、今朝の天気マークは、「晴れ」です。
- USD:パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長「米労働市場は強い」「段階的な利上げを継続」
- USD:トランプ米大統領「ロシアが2016年の米大統領選に介入したことを認める」
- USD:ミネアポリス連銀総裁「米金利はすでに中立水準に達した」
- AUD:RBA(豪州準備銀行)議事録「現時点で利上げする強い根拠はない」
- NZD:4~6月CPI(消費者物価指数) 前年比1.5%、前回より上昇も、予想下回る
主要指標終値
本日の注目通貨
ドル/円:113円台に接近
ドル/円は東京オープン後の112.21円が安値。その後順調に値を上げNY時間には112.95円をつけました(チャート1)。
パウエルFRB議長がこの日の議会証言で米経済の見通しに自信を示し、また段階的な利上げの継続を表明したことが追い風となりました。今朝の東京市場では、1月9日以来の113円台に上昇しています。今年の高値を更新する期待が高まっています。
豪ドル:堅調
豪ドル/円は東京時間に一時83.60円まで上昇、約1カ月ぶりの高値圏で取引されています(チャート2)。
RBAがこの日公表した議事録で「豪経済が予想通りに改善するならば、次の動きは利上げになる」と述べたことが押し上げ材料。
とはいえ、現状は「金融政策を調整する強い根拠はない」というのがRBAの判断。貿易戦争が世界の経済成長を押し下げるリスクの恐れが高まる中、世界の景気動向に敏感な豪ドルが利上げに動く可能性は低いと考えるべきでしょう。RBAの金融スタンスが弱気に後退したわけではありませんが、かといって利上げを急ぐ様子は見られず、しばらくの間は金融政策は現状維持が続くと思われます。
NZドル:堅調
NZドルは東京時間に急騰。NZドル/円は指標発表に75.84円まで下げる場面もありましたが、その後76.84円まで大きく反発して6月18日の高値にほぼ並びました(チャート3)。
この日発表された4~6月期のNZのCPIは予想を下回りました。しかしRBNZ(NZ準備銀行)のコアインフレ指数は前年比+1.7%と約7年ぶりの水準まで上昇。RBNZが早ければ来年5月に利上げするとの期待が持ち上がったことがNZ買いの理由。また、貿易戦争を悲観したNZドルの売りが大幅に積み上がり、ポジションが一方向に傾いていたことも買い戻しを加速させたようです。
トレード前に必ずチェック!今日発表の重要指標!
18日:英、欧、日、カナダCPI、南ア政策金利など
◎天気の判定基準とは?
天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。
・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。
・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。
・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。
※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。
※ちなみに2017年は、「晴れ」89日、「雨」90日、「くもり」80日でした。
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