1983(昭和58)年7月15日

任天堂が「ファミリーコンピュータ」発売

 

 1983年7月15日、任天堂が「ファミリーコンピュータ」を発売しました。専用機器をテレビにつなぐと家でゲームができる画期的な商品で、子どもたちの間ではあっという間に「ファミコン」の呼称が定着しました。

 ファミコン登場以前、テレビゲームと言えば硬貨を投入して遊ぶ形式でした。1970年代後半に流行したインベーダーゲームが典型です。ゲーム機はゲームセンターや喫茶店、百貨店などの専用コーナーにあり、お小遣いの限られた子どもたちが毎日遊べるものではありませんでした。

 ところがファミコンの登場で、テレビゲームをいつでも気軽に楽しめるようになりました。14,800円という手頃な価格や当時としては滑らかに動く画像と軽快な機械音など長所は数多くあります。ヒットの最大の秘訣は、「スーパーマリオブラザーズ」など魅力的なソフトに恵まれたことでしょう。

 

1983年7月15日の日経平均株価終値は

8,900円02銭