本日のレンジ予測
毎ヨミ!FXトップニュース(7月11日)
11日のドル/円の終値は111.99円
前営業日に比べ0.91円のドル高/円安だったので、今朝の天気マークは、「晴れ」です。
- CAD:カナダ銀行が利上げ。政策金利を1.25%から1.50%に引き上げ
- EUR:ディマイオ伊副首相「EU(欧州連合)を離脱するつもりはないし、離脱させられたくもない」
- OIL:原油価格が急落。1日としては2年ぶりの下げ。貿易戦争長期化を懸念
主要指標終値
本日の注目通貨
ドル/円:ドル/円は112円台まで反発
トランプ米政権は10日、中国に対して、追加で2,000億ドル(約22兆円)の制裁関税を発表。即時発動ではなく、USTR(米通商代表部)が8月末まで審議したのちに最終決定となるわけですがマーケットにとっては予想外。せっかく盛り上がっていたリスクオンのムードが後退しました。
ドル/円は東京市場のオープンと同時に売られ、午前中に安値110.77円まで下落。ただし下値も限定的で、その後は徐々に回復して、欧州時間には111円台に。さらにNY時間には112.17円まで上値を伸ばして、年初来高値の113.38円も見えてきました(チャート1)。
ドルの下落が限定的だった理由の一つに、中国人民銀行がこの日の人民元の基準値を前日よりも元高に設定したことがあります。元安を阻止する当局の意思の表れと見なされ、通貨戦争への拡大を心配したマーケットを落ち着かせました。
トルコリラ/円:史上最安値の更新は時間の問題か
昨日の為替Walkerでも触れたように、マーケットはさっそくトルコリラの下値を試しにいきました。
エルドアン大統領が利下げをほのめかしたことも、リラ売りの材料(チャート2)。
今朝の東京市場オープンと同時にトルコリラ/円は急落、史上最安値に迫る22.27円まで急落しました。ポジションが偏っているうえ流動性の薄さも問題となっています。
トレード前に必ずチェック!今日発表の重要指標!
12日:ECB議事録、米CPI、ドイツCPI
ECB(欧州中央銀行)議事録
ECBは6月の会合で予想通り政策金利を据え置き、量的緩和政策を今年12月で終了することを宣言しました。来年予定されている利上げに関して、7月か9月以降ということでECB理事の間でも意見が分かれているようですが、新しい材料が議事録で見つかった場合、ユーロの動きに影響する可能性があります。
◎天気の判定基準とは?
天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。
・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。
・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。
・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。
※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。
※ちなみに2017年は、「晴れ」89日、「雨」90日、「くもり」80日でした。
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