2000(平成12)年7月12日

大手百貨店・そごうグループが経営破綻

 2000(平成12)年7月12日、2000年7月12日に大手百貨店のそごうグループが経営破綻しました。かつて売上高日本一まで上り詰めた流通大手でしたが、積極出店が裏目に出て、自主再建断念に追い込まれました。

 新規出店した土地を担保に融資を受けて次の出店にあて、さらに融資を引き出す「浮動担保」と呼ばれる手法が、地価急落で行き詰まったのです。

 そごうの経営再建をめぐっては、取引銀行による6,000億円超の債権放棄、つまり借金の棒引きが決まりかけました。しかし、世論の反発と大物政治家の苦言を受けて債権放棄という特別扱いは見送られ、法的整理を迎えた経緯があります。

 そごうはその後、西武百貨店と業務提携。民事再生法の手続きを経て、再生の道を歩みました。現在はセブン&アイ・ホールディングス傘下の株式会社そごう・西武が経営を引き継いでいます。

 

2000年7月12日の日経平均株価終値は

17,342円13銭