本日のレンジ予測
毎ヨミ!FXトップニュース(7月10日)
10日のドル/円の終値は111.08円
前営業日に比べ0.26円のドル高/円安だったので、今朝の天気マークは、「晴れ」です。
- EUR:7月独ZEW景況感指数は4カ月連続のマイナス、6年ぶりの水準まで落ち込む
- GBP:5月IIP(鉱工業生産指数)前月比▲0.4%、予想以上の落ち込み
- OIL:米国がいくつかの国に対してイラン産原油の輸入禁止の適応除外を検討
- USD:トランプ米政権が新たな対中制裁関税を検討中。実質すべての中国製品に課税も
主要指標終値
本日の注目通貨
トルコリラ/円:マーケットの期待裏切られる
先の総選挙で勝利したエルドアン大統領は、さっそく金融行政に介入を開始。新しい閣僚人事では、義理の息子を財務相に任命したのを手始めに、トルコの中央銀行法を改正して大統領が金融政策や総裁人事を思いのまま操れるようにしました。一方で、経済改革推進の期待が寄せられ、マーケットの信頼が厚かったシムシェキ元副首相の入閣はなし。シムシェキ氏は、利上げを主張してエルドアン大統領に嫌われていました。
24.43円まで戻していたトルコリラ/円は10日、一時23.18円まで急落。その後の反発も鈍く23円台前半で推移しています(チャート1)。
期待を裏切られたマーケットが再びトルコリラの最安値を試しにいくことも考えられます。格付け会社S&Pは、市場圧力が収まらなければ、すでに投機レベルにあるトルコ国債をさらに格下げすることもありうると発表しています。
ドル/円:111円にのせるが、NY市場で急落
リスクオフがいったんやわらいだマーケットでドル/円は堅調なスタート。111円を上に抜けてスピードを上げ、欧州時間には5月の高値に迫る111.35円まで上値を伸ばしました。次は111.50円、その上は年初来高値がターゲットになります。
ところが、NY市場の終盤になってドル/円は急落。トランプ米大統領が新たに中国製品2,000億ドル(約22兆2,000億円)相当の関税対象リストを公表するとの報道が理由でした。NY市場の終値は111.08円。今朝の東京市場ではさらに円高が進み、午前7時半の段階で110.79円まで下げています(チャート2)。
トレード前に必ずチェック!今日発表の重要指標!
11日:ドラギECB総裁発言、カーニーBOE総裁発言、カナダ銀行政策金利
カナダ銀行政策金利発表
カナダ銀行は11日の会合で、強い雇用市場を背景に政策金利を1.25%から1.50%に引き上げる予定。マーケットはすでに利上げを90%近く織り込んでいます。
◎天気の判定基準とは?
天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。
・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。
・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。
・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。
※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。
※ちなみに2017年は、「晴れ」89日、「雨」90日、「くもり」80日でした。
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