1997(平成9)年7月2日
タイ・バーツが変動相場制移行
1997年7月2日、タイが自国通貨バーツを米ドルに連動させていたドルペッグ制をやめ、変動相場制に移行すると発表。直後からバーツは急落し、マレーシアやインドネシアなど周辺国にも通貨暴落が連鎖。東アジア、東南アジア各国の経済が大混乱に陥ったアジア通貨危機のきっかけとなりました。
一方、1997年の日本では、4月に消費税率が3%から5%へ引き上げられたばかり。当時の橋本龍太郎首相が緊縮財政に動いたこともあって、アジア危機は日本の景気悪化にも拍車をかけました。北海道拓殖銀行と山一証券が相次いで経営破綻したのは、この年の11月です。
このアジア通貨危機を教訓に、主要国の金融当局の連携強化や緊急時の資金供給体制の整備が進み、金融行政が内政問題から国際問題へと変わっていったのも、この時期です。
1997年7月2日の日経平均株価の終値は
20,196円42銭
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