5301 東海カーボン 東証1部

 5月28日発表の2018年12月期本決算予想は、2017年12月期比で営業利益+472.0%の657億円(5月8日時点637億円、2月13日時点430億円)、経常利益+398.2%の660億円(5月8日時点648億円、2月13日時点440億円)と次々と上方修正の見通し。

 世界的な市況上昇で黒鉛電極の価格が急上昇したうえ、昨年11月に買収した北米新拠点の業績が収益を押し上げました。

 2016年8月3日の236円を安値に上昇トレンド(A)を形成。この中で今年の2月21日に2016円の高値をつけたあと一服となって短期の下降トレンド(B)を形成。4月13日の1,295円、4月26日の1,337円と2点底をつけて上方修正期待で急上昇となりました。5月31日には3日連続で上場高値来高値を更新。一服したあと6月4日に2,373円の高値更新後、押し目形成となっています。

 

6495 宮入バルブ製作所 東証2部

 5月8日発表の2019年3月期本決算予想は、2018年3月期比で営業利益+110.5%の1.2億円、経常利益+8.9%の1.1億円の増収・増益の見通し。

 2012年7月25日の34円を安値に、11月中旬のアベノミクス相場にサポートされて、ゆるやかな短期上昇トレンド(A)の後、2014年3月27日の43円を安値に角度の大きい上昇トレンド(B)へ移行。この中で2014年12月30日の95円を安値に急騰し、2015年1月20日には502円と3週間で5.2倍化となりました。

 急騰後、急落のパターンで(1)→(2)→(3)→(4)と徐々に下げ角度を小さくし、2016年6月17日の102円で底打ちに。底値圏で小さな三角保ち合い(C)となり、2017年4月13日の112円を安値に上放れし、上昇トレンド(D)を形成。今年の1月22日の265円まで上昇しました。ここで短期の下降トレンド(E)となって、5月30日の146円の安値をつけて、もみあい6月22日に179円で買い転換となっています。相場の方向性がない時に買われる場合が多いようです。

 

3228 三栄建築設計 東証1部

 4月13日発表の2018年8月期本決算予想は、2017年10月13日時点で2017年8月期比で営業利益+10.3%の104.77億円、経常利益+9.8%の100.18億円の増収・増益の見通し。2018年1月12日時点、4月13日時点も変わらず。業種:不動産(不動産販売、不動産請負)

 2012年11月12日の695円を安値に、アベノミクス相場にサポートされて2013年5月12日に1,660円まで上昇。ここから上値を切り下げ、下値を切り上げる中期的な三角保ち合い(A)となりました。この中で2016年7月8日の1,030円を安値に大幅上昇後、上放れ。10月31日1,882円の高値をつけて、2017年4月14日の1,462円まで押し目を入れ、上昇トレンド(B)を形成しました。この上昇トレンド(B)の中で10月27日の2,699円、今年の1月11日の2,704円とダブル天井に近い形となり反落。上昇トレンド(B)を切って4月26日の1,836円まで下落し、もみあっているところです。

 

4974 タカラバイオ 東証1部

 5月11日発表の2019年3月期本決算予想は、2018年3月期比で営業利益+40.6%の50億円、経常利益+34.7%の52億円の増収・増益の見通し。19年3月期は、大塚製薬と結んだ遺伝子治療薬の共同開発にかかる一時金の発生などで経常利益は9期連続の過去最高益を計画。

 2016年2月12日の900円を安値に短期の上昇トレンド(A)を形成し、9月29日の1,789円の高値をつけた後、11月9日の1,341円まで下げて三角保ち合い(B)へ移行しました。
この三角保ち合い(B)の中で煮詰まって、2017年12月6日の1,462円の安値から上放れとなり、今年の1月25日の1,865円まで上昇。2月6日の1,647円まで押し目を入れて上昇トレンド(C)の動きとなりました。この中で4月10日の2,380円の高値をつけて4月20日の2,006円まで押し目を入れ、再上昇となり5月21日の2,623円の年初来高値を更新した後、反落となっています。

 

7245 大同メタル工業 東証1部

 5月11日発表の2019年3月期本決算予想は、2018年3月期比で営業利益+2.9%の67億円、経常利益+2.9%の69億円の増収・増益の見通し。業種:輸送用機器(自動車用エンジン軸受け、その他の軸受け)。

 2013年6月7日の582円、7月29日の616円を2番底にして上昇トレンド(A)を形成。2014年10月1日の1,496円を高値にピークとなり下降トレンド(B)へ転換。この中で2016年2月18日の754円を安値に順上げの3点底となり上昇トレンド(C)へ移行。
下降トレンド(B)を上に抜け、5月15日の好調な業績発表で1,458円の戻り高値(2014年10月1日の1,496円に対する)となりました。ここで目先材料出尽くしとなって大幅下落となって下値を確認する動きとなっています。