本日のレンジ予測
毎ヨミ!FXトップニュース(6月15日)
15日のドル/円の終値は110.67円
前営業日に比べ0.05円のドル高/円安だったので、今朝の天気マークは、「くもり」です。
- USD:トランプ米大統領「500億ドル相当の中国製品に対して25%の関税を発動する」
- USD:中国も500億ドル相当の米国製品に対して報復関税。
- JPY:日銀、金融緩和政策の維持を決定。
- JPY:日銀、物価の現状判断を下方修正。
- JPY:黒田日銀総裁「日本だけ物価が上がっていない」
- EUR:ノボトニー・オーストリア中銀総裁「ECB(欧州中央銀行)はインフレ目標を達成した」
- EUR:クーレECB理事「量的館は十分に役目を果たしたので、年末に終了する」
- EUR:欧州銀行株が軟調。欧州の景気回復期待にもかかわらず、イタリアショックから立ち直れず
主要指標終値
本日の注目通貨
ドル/円: 米国と中国、本格的な貿易戦争に突入
トランプ大統領は15日、500億ドル(約5.5兆円)相当の中国製品に対して25%の関税を7月6日から発動すると発表。ターゲットは中国の知的財産権およびハイテク製品。これに対して、中国も7月6日から米製品500億ドル対して関税をかけると報復。金曜日のNY市場ではダウ平均株価が一時280ドル下げるなど動揺が走りました。
日銀会合後の会見で黒田総裁は「(他国に比べて)日本の物価はなかなか上がらない」と弱気の発言。日銀はこれからも緩和政策を続けるしかないとの思惑で、ドル/円は東京時間午後に110.90円まで上昇。111円には届きませんでしたが、貿易戦争のニュースにも反応は薄く110円台前半から半ばの取引が続きました。(チャート1)
今週のピボットは110.29円。サポートは109.69円、108.71円。レジスタンスは111.27円、111.88円。
6月のこれまでの高値は110.90円、安値は108.72円。先週の終値は前々週に比べ1.13円のドル高/円安でした。6月のこれまでの値幅は2.18円で、1日の平均値動きは0.65円。2018年の高値は113.37円、安値は104.61円。半値レベルは108.99円。
トルコリラ/円:選挙の不透明感で下落続く
トルコリラ/円は7日に24.65円をつけてから再び下落に転じ、金曜日には23.16円まで下げました。(チャート2)
次の日曜日(24日)に総選挙を控えるトルコですが、世論調査によると、第1回投票でエルドアン大統領の与党AKPが過半数を獲得できない見込み。7月8日の第2回投票にもつれこむのは確実な状況ですが、もしエルドアン大統領が敗北することになれば政治不安定化する恐れがあります。勝利すると今度は大統領が金融政策への介入を強めて、中央銀行の独立性が損なわれる懸念があります。
南アランド/円:年初来安値
FOMC(米連邦公開市場委員会)が今月利上げを実施、さらに今年あと2回の利上げもあるということで、投資マネーが新興国から米国へと移動しています。南アランド/円は8.18円まで下げて年初来最安値を記録。(チャート3)格付け会社フィッチが南アフリカの格付けをBB+に据え置き、見通しを安定的としたことでいったん下げ止まりました。
◎天気の判定基準とは?
天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。
・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。
・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。
・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。
※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。
※ちなみに2017年は、「晴れ」89日、「雨」90日、「くもり」80日でした。
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