本日のレンジ予測
毎ヨミ!FXトップニュース(6月6日)
5日のドル/円の終値は109.80円
前営業日と同じ水準だったので、今朝の天気マークは「くもり」です。
- AUD:RBA(豪州準備銀行)、政策金利を1.5%に据え置き「インフレはしばらく低水準にとどまる」
- ZAR:南ア1~3月期GDP(国内総生産) 前期比年率▲2.2%、予想大きく下回る
- CAD:米国がNAFTA(北米自由貿易協定)を破棄して、個別協定を検討。カナダドル下落
- EUR:イタリア新首相ジュゼッペ・コンテ氏、ユーロ離脱は否定。しかし財政拡大志向で市場は不安
- GBP:野党労働党がソフトブレグジットに路線変更か。メイ首相との対決姿勢強める
- GBP:ドイツ5月サービス業PMI(購買担当者指数) 54.0、予想より強い
- USD:米5月ISM非製造業景況指数 58.6、予想より強い
主要指標終値
本日の注目通貨
南アランド/円:急落!
南アフリカランド/円は、8.76円から8.55円へ急落。この日発表された1~3月期GDPが、前期比年率▲2.2%と大きくマイナスに落ち込んだことがきっかけ(チャート1)。
GDPの鈍化は、南ア経済が利上げをする状況にないことを意味します。米国が今月も利上げするとの予想が広まる中で、高金利通貨としての南アランドの魅力が薄れることになりました。
豪ドル/円:今週は豪ドルに注目
豪ドルは週明けから上昇。予想より強い4月小売売上高がきっかけとなり、月曜日の豪ドル/円は、82円台から5月の高値に接近する84.18円まで一気に上昇。ドル/円が110円近くまで戻したことも強い追い風となっています。
この日、RBAは予想通り政策金利を1.5%に据え置き、インフレに関しては「しばらく低水準にとどまる」との見通を示しました。しばらく利上げはないとの見方で(市場予想では2019年第1四半期)、豪ドル/円はいったん83.34円まで下落(チャート2)。
今日は1~3月期豪州GDPの発表があります。輸出増加と強いインフラ開発などの公的需要が寄与して前年同期比2.8%に拡大する予想。また明日は4月貿易収支、金曜日は豪州の重要な貿易相手である中国の貿易収支発表が控えています。今週の東京時間は特に豪ドルに注目したいと思います。
ドル/円:110円をかすめる
ドル/円は、東京時間午後に110円にワンタッチしましたが、一瞬のうちに押し戻され、その後は109円台後半のもみ合いが続きました。安値はNY時間につけた109.48円(チャート3)。
本日の注目イベント
6日:豪州GDP、米貿易収支、スイスCPI
◎天気の判定基準とは?
天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。
・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。
・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。
・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。
※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。
※ちなみに2017年は、「晴れ」89日、「雨」90日、「くもり」80日でした。
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