本日のレンジ予測

[本日のドル/円]

上値メドは110.06

下値メドは108.82

今朝の天気マークは「くもり」

天気の判定基準くわしくはコチラ

 

毎ヨミ!FXトップニュース(5月25日)

25日のドル/円の終値は109.45円に。わずかながら反発

 前営業日に比べ0.19円のドル高/円安だったので、今朝の天気マークは、「くもり」です。

  • OIL:大幅下落。OPEC(石油輸出国機構)が6月の総会で増産を決定か
  • EUR:ドイツIFO経済研究所が強気見通し。ドイツの景気減速は一時的との見解
  • EUR:スペイン政治が混乱。汚職事件を巡りラホイ首相に対し不信任動議、前倒し総選挙も
  • EUR:経済相の任命めぐり、イタリア大統領と「五つ星」、「同盟」が対立
  • EUR:格付け会社ムーディーズ「イタリア格付けを引き下げる可能性高い」
  • EUR:欧米とロシアの関係さらに悪化も。マレーシア機撃墜事件にロシア関与とオランダが発表
  • USD:4月耐久財受注、前月比▲1.7%。予想下回る
  • ZAR:格付け会社S&P「南ア格付けBBに据え置き。見通しは安定的」

 

主要指標 終値

 

本日の注目通貨

ドル/円:米朝会談の開催期待でドル買い

 トランプ米大統領がいったん中止を発表した米朝首脳会談は、結局、予定通り開催される気配が濃厚です。

 109.44円で先週の取引を終えたドル/円は、週明け東京市場で円安方向に窓を開けてオープン、109.80円まで上昇しています。米朝の関係者は会談再開の協議を再開しているもようで、マーケットはその結果を待つ状態です。

 先週のドル/円のレンジは108.95円から111.39円。今週は、このレンジをどちらに抜け出すのかに注目。上方向ならば、年初来高値の113円台へ向かう円安トレンドの再始動であり、下方向ならば、105円までセットバックする可能性もあります。

 ドル/円の今週のピボットは109.93円。サポートは108.47円、107.49円。レジスタンスは、110.91円、112.37円。

 

ユーロ/ドル:問題山積み

 週末のユーロ/ドルは1.17ドルをキープできずに1.1645ドルまで下落。昨年11月以来の安値を更新しました(チャート2)。

 欧州では問題が同時に噴出しています。イタリア政治は、ユーロ懐疑派でありドイツを嫌悪するサボナ氏を財務大臣の候補にするなど、ポピュリズム(大衆迎合)色を強めています。イタリア大統領はサボナ氏の任命を拒否したと伝わりましたが、「五つ星」と「同盟」はこれに反発。再選挙の可能性も否定できず、最悪の場合、これまで以上にユーロ離脱を主張する政権が誕生することも考えられます。

 一方でカタルーニャ独立問題がくすぶるスペインでは、与党を巻き込んだ史上最大の汚職事件が発覚。解散総選挙になった場合、スペインでも政権交代の可能性が出ています。

 対外関係でも多くの懸念材料があります。オランダは2014年のマレーシア機撃墜事件にロシアが関与していたとの調査報告を発表。欧米はロシアに対する制裁をさらに強めることになりそうです。

 そして、米国との通商問題。トランプ大統領が検討している25%の乗用車関税は、もし実施が決まれば、自動車産業がGDP(国内総生産)の約14%を占めるドイツにとっては大打撃となります(ちなみに日本は約3%)。

 ユーロ/ドルの今週のピボットは11708ドル。サポートは1.1588ドル、1.1524ドル。レジスタンスは、1.1772ドル、1.1893ドル。

 

ユーロ/円:昨年6月以来の安値更新

 ユーロ安と円高のダブルパンチとなったユーロ/円は、127.15円まで売られて11カ月ぶりの安値を更新。まだ上値の重い状態が続いています(チャート2)。

 ユーロ/円の今週のピボットは128.67円。サポートは130.19円、132.87円。レジスタンスは、126.00円、124.47円。


天気の判定基準とは?

天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。

・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。

・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。

・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。


※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。

※ちなみに2017年は、「晴れ」89日、「雨」90日、「くもり」80日でした。