本日のレンジ予測
毎ヨミ!FXトップニュース(5月24日)
24日のドル/円の終値は109.25円に続落
前営業日に比べ0.83円のドル安/円高だったので、今朝の天気マークは「雨」です。
- USD:トランプ米大統領「米朝首脳会談は中止する」「核兵器の脅威が取り除かれたときのみ、会談が実現する」
- USD:朝鮮中央通信「米国との問題を解決する意思ある」
- USD:トランプ大統領「自動車関税25%を検討」
- EUR:ECB(欧州中央銀行)議事録「欧州景気見通しは不透明」
- GBP:4月小売売上高 前月比+1.6%、予想上回る
- GBP:メイ英首相がEU(欧州連合)離脱の移行期間延長を検討。英国政府は否定
- ZAR:南アフリカ準備銀行、政策金利を6.50%に据え置き
- NZD:4月貿易収支、予想を上回る黒字
主要指標 終値
本日の注目通貨
ドル/円:米中首脳会談中止、乗用車関税報道でリスクオフ
トランプ大統領は6月12日に予定されていた米朝首脳会談の中止を発表しました。将来の対話再開の可能性は残しているものの、北朝鮮の非核化問題の解決が大きく後退したことは事実です。北朝鮮の出方によっては、地政学リスクが再び高まる可能性があります。
ドル/円は木曜日に109円台へ下げた後、いったん110円前半に戻していました。しかし110円台は維持できず、東京時間午後には109円前半まで下落、会談中止が発表されたあとは108.95円まで下値を広げました(チャート1)。
マーケットのセンチメントが悪化している原因は政治問題だけではありません。トランプ大統領が検討している乗用車の関税の最大25%引き上げは、日本だけではなくドイツ産業にとっても大きな脅威となり、ユーロ/円は昨年6月21日以来の水準まで下落しています(チャート2)。
トルコリラ/円:利上げ効果、早くも薄れる
CBRT(トルコ中央銀行)による政策金利3%引き上げの効果は1日ともたず、トルコリラ/円は再び安値圏に接近中(チャート3)。
利上げは新規売りを抑制できたかもしれませんが、中東の地政学リスクとトルコ経済の急速な悪化を考えると、安心してトルコリラを買い戻すような状況ではありません。次にトルコリラが最安値をつけたときに、エルドアン大統領が再利上げするのかも疑問です。
時期的にもトルコの総選挙が約1カ月後に迫っていて、選挙は7月の決戦投票までもつれるだろうと言われています。政治経済情勢が落ち着くまで、トルコリラ買いやトルコへの投資に慎重になるのは当然のように思えます。
本日の注目イベント
25日:英GDP(国内総生産・改定値)、パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長発言
◎天気の判定基準とは?
天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。
・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。
・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。
・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。
※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。
※ちなみに2017年は、「晴れ」89日、「雨」90日、「くもり」80日でした。
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