本日のレンジ予測
毎ヨミ!FXトップニュース(5月23日)
23日のドル/円の終値は続落して110.09円
前営業日に比べ0.82円のドル安/円高だったので、今朝の天気マークは、「雨」です。
- USD:緩和政策解除の時期が近づいている、米国の関税と貿易政策が経済活動に影響も=FOMC(米連邦公開市場委員会)議事録
- USD:トランプ米大統領「米朝首脳会談開催の是非は来週発表」
- EUR:ドイツ4月製造業PMI(購買担当者景気指数)56.8、予想下回る
- EUR:欧州4月製造業PMI 55.5、予想下回る
- GBP:4月CPI(消費者物価指数)前年比2.4%、予想下回る
- AUD:中国は、対米輸入拡大の埋め合わせのため、豪州からの輸入を縮小か
- TRL:過去最安値を更新後、トルコ中央銀行利上げで急騰
主要指標終値
本日の注目通貨
トルコリラ/円:緊急利上げで反発
トルコリラ/円は、東京時間の朝に22.20円まで過去最安値を更新。年初からの下落率が2割を超え、それでもまだ底が見えない状況でしたが、トルコ中央銀行が主要政策金利である後期流動性貸出金利を13.5%から16.5%に急きょ引き上げたことを受けて、24.22円まで急反発(チャート1)。
トルコでは1カ月後に総選挙を控えており、エルドアン大統領の勝利は間違いなしとみられています。エルドアン大統領は利上げを嫌っているため、トルコリラが次に下落したときにトルコ中央銀行が、有効なリラ安防止策を打ち出せるかは不明です。
トルコリラ/円の5月の高値/安値の半値は24.56円。まずはこのレベルまで戻り定着しなければ、安心することはできません。
ドル/円:一時109円台へ
ドル/円は大幅下落。今週の月曜日には111.39円まで上昇して、年初来高値まであと2円に迫っていたドル/円ですが、この日は一転、急落。東京時間朝の110.92円を頭に109.56円まで値を下げました(チャート2)。
急落の背景は、米朝首脳会談の期待や米中通商交渉の合意で盛り上がっていたマーケットの楽観ムードが消し飛んでしまったこと。米朝首脳会談は、延期あるいは中止の可能性。米中通商交渉は合意に至ったものの、トランプ大統領が中国通信機器大手ZTE対し、最大13億ドルの罰金を科すというニュースで打ち消された格好となりました。
ただし、NY時間午後に公表されたFOMC議事録に6月の米利上げを支持する記述があったため、これをきっかけに110円台前半まで買い戻されました。
ドル/円は、5月の高値/安値の半値が110.02円。この水準を守ることができなければ、5月4日につけた108.64円をトライするリスクが高まることになります。
本日の注目イベント
24日:ECB議事録、カーニーBOE総裁発言
◎天気の判定基準とは?
天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。
・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。
・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。
・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。
※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。
※ちなみに2017年は、「晴れ」89日、「雨」90日、「くもり」80日でした。
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